2022-23シーズンはリバプールにとって難しい始まりとなった。開幕節フラム戦に引き分けると、その後も数多くの試合で先制点を奪われる展開。同点に追いつくのがやっとで、リードしても簡単に同点弾を献上してしまう。
マンチェスター・シティやウェストハム相手には強さを見せ付けたものの、次なる試合ではノッティンガム・フォレストの強靭な守備ブロックに攻めあぐね、決定機も決められずに敗戦。中でも、問題視されているのが、クロップ監督の代名詞とも言えるゲーゲンプレスができなくなった中盤だ。
ジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナーらは年齢もあり、以前のような試合を通したプレスができず、ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンはお決まりの怪我。ハーヴェイ・エリオットやチアゴ・アルカンタラが気を吐いているが、ファビーニョの様子もおかしい。
来夏にはドルトムントMFジュード・ベリンガムに全神経を向ける予定のリバプールだが、ウェストハムMFデクラン・ライスもちらほら出始めている。かつてリバプールやフラムで活躍したMFダニー・マーフィーは同選手がリバプールやマンチェスター・シティに加われば、10ゴール以上は堅いだろうと独自の意見を述べている。
「デクラン・ライスは素晴らしいセンターバックになるだろうが、彼が中盤で与えてくれるものを失ってしまうだろう。」
「より良いチームでは、彼は中盤の前方でプレーすることになり、1シーズンに10~15ゴールを挙げるようになると思うんだ。2桁のゴールとアシストを決めると思う。彼はすべてを持っているよ。」
「彼は、ここ(ウェストハム)でもイングランドでも、より深いところでプレーしなければならない。ウェストハムには、彼のように危険を察知できる選手がいない。」
「リバプールでスティーブン・ジェラードが登場したとき、ホールディングミッドフィルダーとして期待されたけど、結局は試合に勝たせる10番であり、セントラルミッドフィルダーになった。」
「デクランはどんなチームでも8番を任せられると思う。ロドリやデ・ブルイネと一緒にいるところを想像できるかい?リバプールにいる彼を想像できるだろうか?」
「もし彼がファビーニョの前、チアゴ・アルカンタラの横でプレーしていて、リバプールでヘンダーソンのようなポジションを取ったとしたら、彼はゴールを多く奪うだろう。」
「ロドリやデ・ブルイネと一緒にいるところを想像してみてほしい。彼は10点か15点は取れるだろう。良い足と良いシュートを持っている。」
「ボックス内でワンツーをするのも好き。彼はダイナミックなミッドフィルダーだと思うし、もっと出場機会があれば、もっとゴールを奪えるだろうね。センターバックもできるだろうが、もったいない。」
Talksport