レンジャーズ（スコティッシュ・プレミアシップ）の下部組織で育ち、2020年にトップチーム昇格。スコットランド代表DFネイサン・パターソンは母国では27試合に出場し、そのポテンシャルの高さを証明すると、2022年の冬にエバートンに引き抜かれた。
長年に渡り、キャプテンとしてチームを引っ張り、豊富な運動量で右サイドをアップダウンし続けたアイルランド代表DFシェイマス・コールマンの後継者を任される若きサイドバックは、フランク・ランパード監督のもとでスタメンに定着。
今シーズンは足首の負傷もあり、カラバオカップ含めても12試合に留まっているものの、激しいプレーぶりで右サイドを活性化。プレミアリーグにやってきてからまもなく1年を迎える同ディフェンダーは、これまでの経験を振り返り、最も厄介な対戦相手としてリバプールFWルイス・ディアスの名前を挙げた。
「プレミアリーグは、レンジャーズでプレーしていたときとはレベルが違う。少なくとも毎週5万人の観客がスタジアムに集まるわけだから、そのプレッシャーはすごいよ。一流の選手と対戦することは、自分にとってプラスになることばかりだ。」
「若いうちに常に自分に挑戦できるのは素晴らしい。このリーグはほんとに最高だよ。」
「これまで対戦した中で一番良かったのは、グディソン・パークで行われたリバプール戦の（ルイス・）ディアスだろう。あれはとてもいいテストだったし、自分でもうまくいったと思う。でも、正直なところ、ここの選手たちはみんなトップクオリティだね。」
Daily Record
パターソン同様に、2022年の冬の移籍市場でリバプールに加入したコロンビア代表FWルイス・ディアスは、加入直後からすんなりチームに馴染む。W杯中断期間に入る前に怪我を負ってしまったが、ここまで38試合10ゴール8アシストと見事な結果を残している。
セネガル代表FWサディオ・マネを放出したリバプールにおいて、元ポルトFWにはさらなる得点力の改善が求められる。来年3月まで長引く怪我だが、しっかりと治して、シーズン終盤戦で精神的にも強くなった姿で、相手ディフェンスを無効化してくれると信じたい…