リバプール自慢の電光石火での交渉で、オランダ代表FWコーディ・ガクポ獲得を成功させた。無事メディカルチェックを終え、正式にクラブの一員となった同アタッカーは、写真撮影や新たなチームメイトとの挨拶など慌ただしい1日を過ごした。
ルイス・ディアスやディオゴ・ジョッタの負傷により、駒不足になっていた前線に新たな実力者を加えることになり、チームを率いるユルゲン・クロップ監督も大満足。23歳フォワードの能力や経験を高く評価しつつ、その非凡なポテンシャルを信じているようだ。
「この移籍を実現できたのは、我々にとって素晴らしいニュースであり、関係者全員、特にジュリアン(・ウォード)の素晴らしい仕事だったと言わなければならない。」
「今回の契約は本当に素晴らしいもので、最終的には、かなり以前から知っていた選手と契約することができ、彼は我々と本当に明るい将来を歩んでくれると信じている。」
「コーディ(・ガクポ)には気に入るところがたくさんある。まだ23歳だが、すでに多くの経験をしてきている。」
「PSVのキャプテンであり、昨シーズンはオランダの年間最優秀選手になった。多くの人が知っているように、代表チームでも素晴らしいワールドカップを経験したね。」
「彼はすでに本当に良い選手だが、年齢的にさらに良くなる可能性を秘めている。」
「攻撃面で非常に多才であり、その上、彼は賢いサッカー選手であり、また賢い人間でもある。だから、我々は彼と一緒に仕事ができることをとても楽しみにしているんだ。」
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ロベルト・フィルミーノが年齢に伴い、怪我の回数も多くなり、シーズンを通して活躍できなくなり、今年の夏にはセネガル代表FWサディオ・マネも去った。モハメド・サラーは毎試合のようにゴールを脅かしているが、世代交代は避けられない。
ジョッタやディアス、そしてダルウィン・ヌニェスら世界でも有数のストライカー陣を揃えるリバプールだが、既存プレーヤーたちと特長の異なる万能型フォワードが加わり、前線は新たな時代に歩みを進めている。
初めてのイングランド・サッカーであり、順応にどの程度時間がかかるかわからない。それでも、ヌニェスやサラーに負担がかかっていることからも、すぐに出場する機会を得ることだろう。
はたして、オランダ代表FWはアンフィールドでレジェンド級の活躍を見せることができるのか…?