どのような組織であろうと、どのサッカークラブであろうと、そこにはルールが存在する。価値観や考えを持つ人間たちが集まって、チームとして振る舞うためには自分の好き勝手とは行かずに、一定のルールに従わなければならない。
それは、リバプールも同様。傍目からは自分勝手な選手はおらず、チームの和も良好に見える。とはいえ、遅刻などは厳しく取り締まっているようで、それによって生じる様々な迷惑に対して、給与から引かれる罰金制度が存在していると、スコットランド代表DFアンディ・ロバートソンが口にした。
「ヘンダーソンとミルナーは多くのことを決めている。」
「例えば “罰金”。ミルナーが罰金警察で、彼が責任者なんだ。僕がここに来てから、彼は一度だけ罰金を科され、その場が沸いたよ。」
「罰金のなかには高額なものもある。アウェイの遠征にパスポートを忘れたら、給料の多くを差し引かれることになる。何度かあったし、サディオ・マネはその張本人だった。飛行機が遅れ、現地に到着するのも遅れる。大きな罰金を払わなければならなかったね。」
「プレシーズンでは、何度か馬鹿げたことがあった。長い間一緒にいると、みんな冷酷になる。(ディオゴ・)ジョッタは罰金に関しては “恐ろしい” 男だ。彼はそこで時間になるのを待っているんだよ。」
「バスが午後1時に出発するとして、15秒後に来たら遅刻なのか遅刻じゃないのか、という議論があるんだ。僕とミルナーは遅刻だと言うだろう。それを快く思わない人もいるけど、本当に困った人はいないよ。」
「バスに遅刻すると、バスの中で全員が拍手をするから、選手たちはそれを嫌がる。試合の日は2倍になるから、遅れないようにしないとね。」
‘We are Liverpool’ podcast
時間にルーズな印象もあるヨーロッパだけに少し意外な感じもするが、一流のプレーヤーやコーチともなると相手の時間を無駄にするという考えが根付いているのだろうか…