ユルゲン・クロップ監督の一時代が終焉し、過渡期に突入したリバプール。今年の夏には、イングランド代表MFジュード・ベリンガムを筆頭に、若きミッドフィルダーを最低でも2枚は獲得すると見られ、すでに20代前半の選手たちが加わったフォワード陣に続き、本格的にミッドフィルダー陣の世代交代に着手する。
選手を獲得する一方で、チームを再構築するための放出は避けられない。ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンらが契約満了に伴い退団見込みで、ジェームズ・ミルナーも残留するかどうかは未知数だ。
そんな中、ゴールキーパー陣も正GKアリソン・ベッカーを残して、刷新される可能性がある。アイルランド代表GKクィービーン・ケレハーには移籍の噂が付き纏っている。他方、序列で3番手のスペイン人GKアドリアンは退団は避けられないと、海外メディア『Goal』ニール・ジョーンズ記者が報じた。
「3番手GKアドリアンは、ほぼ間違いなくフリートランスファーで退団するだろう。」
トップチームだけではなく、若手選手たちにも人員整理が行われるかもしれない。高いポテンシャルを有しているものの、なかなかトップチーム定着を果たせなかった6名の若手にも、この夏に移籍の話が持ち上がる確率があるようだ。
「リース・ウィリアムズやセップ・ファン・デン・ベルフ、ビリー・クメティオ、レイトン・クラークソン、ジャレル・クアンサー、タイラー・モートンらにも、完全移籍かローン移籍のオファーが届く可能性がある。セップ・ファン・デン・ベルフとレイトン・クラークソンは、中でも完全移籍の可能性が高い選手たちだ。」
はたして、来シーズンに臨むリバプールのチームはどのように変化するのだろうか…?