ブライトン戦で3失点で得点できずに敗れ去った衝撃がふたたびリバプールを襲った。ブライトン戦ほど何もできなかったわけではなく、後半は怒涛の攻撃を仕掛ける時間帯もあったが、前半最初の15分間で喫した2失点が大きく響いた。
前のめりになった瞬間を突かれて、攻めていたセカンドハーフにも1失点を上塗りされて、最終的に3失点でゴールも奪えずに敗戦。今シーズンは、ノッティンガム・フォレストやリーズ・ユナイテッドら降格を争うクラブにも敗れており、パフォーマンスが安定しない。
試合中は最後尾から選手たちのプレーを見ているブラジル代表GKアリソン・ベッカーも、今回の敗戦や今季のチーム状況には困惑の色を隠せずに、試合後のインタビューでは流れを好転させるために何をすれば良いか分からないと本音を吐露している。
「サッカーでは時にミスを犯し、罰を受けることがある。」
「僕たちはそれを何度も繰り返した。2つのミスで、試合開始時に2失点。自分たちで状況を難しくしている。」
「後半は素晴らしい出来だった。3点目はもっとうまくできたはずだが、相手のいいところが出てしまった。」
「僕らが目を覚ますために、何が必要なのかわからない。」
「ここに来て、自分たちを信じなければいけないと言いながら、ピッチの上ではそのような振る舞いをしないし、それに値するものもない。もう一度、このことを忘れて、自分たちや家族から力をもらい、立ち直らなければならない。」
「誰もが、自分にはこういうことができると信じていると思うし、そのために戦わなければならない。90分以上の試合では、一貫してそれを行わなければならない。」
「今日は、15分間で罰を受ける可能性があることを見せてしまった。このクラブで多くの偉大なことを成し遂げた選手たちがいるのに、我々はうまくいっていない。その理由を説明するのは難しい。」
「立ち直れないと信じていないわけではない。ただ、今夜の試合にはとてもがっかりしている。僕たちは働き続けなければならない。」
BBC Sport