昨年末のレスター・シティとの試合で白星を手に入れて以来、プレミアリーグで勝ち点 “3” を掴めなかったリバプール。ブレントフォードやブライトン、ウルブスに完敗を喫し、チェルシー相手にはホームで引き分けと、直近4試合でわずか勝ち点 “1” と不振を極めた。
中盤に18歳MFステファン・バイチェティッチを起用するなど、怪我人が相次ぐ中で状況を好転させようとしてきたユルゲン・クロップ監督だが、その努力がエバートン相手に身を結んだ。監督を変え、前節にアーセナルに勝利を収めた地元のライバルは厄介な対戦相手だったものの、2度のカウンターアタックでディフェンス陣を翻弄し、前半と後半でそれぞれ2得点を奪い快勝した。
クリーンシートも達成し、ゴールから遠ざかっていたモハメド・サラーに得点が生まれた。さらには、この冬に加入したコーディ・ガクポにも初ゴールが生まれ、浮上のキッカケを掴むに十分な試合内容にはドイツ人指揮官もご満悦のようだ。
「今夜は本当に重要だった。間違いなく我々の夜だったということを皆に示してくれた。これからも、我々らしくいられるようにしなければならない。」
「正直ホッとした。それが、試合終了のホイッスルが吹かれたときからの気持ちで、パフォーマンスには満足しているよ。」
「今日のミーティングでは、トレーニングでとても良かったことを、ピッチで表現しなければいけないと伝えた。」
「この試合が必要だったし、このパフォーマンスが必要だった。得点する前から、観客が一緒にいてくれた。サポーターが作り出す雰囲気は、本当に素晴らしい。今夜は私たちが結果を出したし、その価値がある。」
「今夜は、エバートンがやりたい試合ではなく、自分たちがやりたい試合をすることが必要だった。常にそれを避けることはできない。でも、彼らはセットプレーの数が極端に多くはなかったね。」
「攻撃的な姿勢を見せれば見せるほど、セットプレーのひとつひとつが大きな脅威となり、相手もそれを望んでいるのだから、与え過ぎないようにしなければならない。その点、私たちは本当によくやったと思う。その上で、試合を支配し、サイドを変え、ボールをプレーし、相手を走らせ続けたし、2得点ともカウンターアタックから生まれたものだ。」
「2点とも素晴らしいゴールだった。両ゴールとも、パスが来たときにボックス内に3つのオプションがあった。今夜はいろいろなことが違っていて、最近では最高の試合だったし、勝てたんだよ。」