プレミアリーグではレスター・シティに勝って以来、4戦1分3敗と勝利を掴めなかったリバプール。試合内容自体も芳しくなく、オーナー陣やユルゲン・クロップ監督に退任を求める声も挙がるほどに不振を極めた。
しかし、エバートンとのマージーサイド・ダービーで生き返った。相手チームのエース、ドミニク・キャルバート＝ルーウィンが欠場したこともあり、ショーン・ダイシュ監督がやりたいサッカーができなかったこともあり、終始試合を支配したリバプール。
それでも、守備を固めたアウェイチームに対してゴールが奪えなかったが、36分に高速カウンターが炸裂。エバートンのコーナーキックの流れからダルウィン・ヌニェスがドリブルで持ち出すと、中央に走り込んだモハメド・サラーがプレミアリーグでは実に5試合ぶりとなる得点で先制点を奪った。
後半にも新加入FWコーディ・ガクポが追加点を決め、守備陣もクリーンシートを達成し、久々の白星を手に入れた。試合後にインタビューに応えたエジプト代表ストライカーは、この勝利で流れが変わることを示唆しつつも、選手からチームの雰囲気が変わってきていた背景を明かしている。
「僕らにとっては大きな勝利だ。すべてを好転させるために、この試合を待ち望んでいた。これがスタートになることを願っているよ。」
「僕たちは少し運が良かったが、運は努力しているときにやってくるものだ。この試合ですべてが変わるとワクワクしていた。ほんとに再出発になるといいね。」
「（ジョーダン・）ヘンダーソンと（ジェームズ・）ミルナーは先週、6年間一緒にやってきたから自分たちのサッカーを楽しもうと話していたし、新しい選手たちも本当にいいプレーをしている。昔のリバプールのように映ったが、それは先週から始まっていたんだ。」
Sky Sports