ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズに3失点で完敗を喫した日から、直近プレミアリーグ5試合でクリーンシートを達成し、ディフェンスが急激に改善しつつあるリバプール。得点力不足に悩んでいたフォワード陣も決定率が高まり、うち4試合で複数ゴールを挙げている。
チャンピオンズリーグでこそ、苦手なレアル・マドリード相手に5失点で敗北したが、国内リーグはまた別のお話。最も直近の試合、マンチェスター・ユナイテッド戦ではアンフィールドで7得点を奪い、長きに渡るライバルチームを粉砕した。
一方で、4位争いを繰り広げるトッテナム・ホットスパーとニューカッスルがともに敗戦。試合数こそバラツキがあるものの、リバプールはニューカッスルをかわして5位に浮上。トッテナムまでも勝ち点差 “3” となっており、絶望的とも思われたチャンピオンズリーグ出場権確保が近づいている。
シーズン後半戦に向けて、コンディションが上がってきたリバプールで不動の左サイドバックとして攻守両面で効果的なプレーを披露するスコットランド代表DFアンディ・ロバートソンは、現在の勢いを継続しなければならないと気を引き締めた。
「日曜日にプレーするのは当然として、他のすべての結果をじっくりと観察することができる。」
「ニューカッスルがマンチェスター・シティで、トッテナムがウルヴァーハンプトン・ワンダラーズで勝ち点を落としたことで、厳しい試合になることは分かっていたが、このリーグでは誰が誰にでも勝てるということは理解している。」
「この2つのチームが4位を争っているのであれば、両チームが勝ち点を落としたときに、それを生かすことが重要だ。それが(日曜日の)モチベーションの1つだった。」
「マンチェスター・ユナイテッドとの対戦にはそれほどモチベーションは必要ないが、それが余計なモチベーションになった。順位表はもっと健全に見えるだろうが、それでも僕らが見たいものとは違う。」
「僕らはプッシュし続ける必要があり、シーズンの終わりにかけて力強いフィニッシュが必要で、そのために良いステップを踏んでいる。しかし、この勢いを維持しなければならないし、トップ4入りを果たせれば最高だね。」
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マンチェスター・シティやチェルシーとのアウェイ戦が残っており、首位をひた走るアーセナルとのホーム戦も4月に待ち受ける。5月にはトッテナムとのアンフィールドでの直接対決も控えており、まだまだ厳しい試合が続く。
それでも、ほとんどの負傷者が復帰しており、コンディションも整いつつあるだけに、中位〜下位チームに勝ち点の取りこぼしさえなければ、4位フィニッシュも夢ではない。ビッグクラブには同格の戦いぶりを見せており、来季のCL出場権を確保し、今夏の移籍市場で大型補強を期待したいところだ…