リーズ・ユナイテッドでは当時のプレミアリーグ最年少得点記録を塗り替え、アストン・ヴィラやニューカッスル・ユナイテッド、マンチェスター・シティなどでイングランドを代表する選手に成長し、同国代表で61試合に出場したMFジェームズ・ミルナー。
2015年にはフリートランスファーでリバプールに加わると、同年10月に就任したユルゲン・クロップ監督のヘビメタ・フットボールに見事に適応。中盤だけではなく、左右のサイドバックも務めるなど高い柔軟性を発揮し、あらゆる面でチームに貢献してきた。
昨年に1年契約を結んだ同選手との契約は2023年6月まで。海外メディア『Football Insider』ピーター・オルーク記者によれば、クロップ監督はミルナーとの契約更新を強く希望し、昨季同様に1年長くアンフィールドに残留して欲しいようだ。
ピッチ上でのプレーだけではなく、ピッチ外での振る舞いも高く評価されており、そのリーダーシップや存在はドレッシングルームで異質。ジョーダン・ヘンダーソンとともにチームを引っ張ってくれる選手を退団させるのは大きな損失になり得ると、同監督は考えているそうだ。
ただし、本来のポジションである中盤でのプレーが減ってきており、そもそも試合に出る回数も多くない。終盤での途中出場も多く、プロのサッカー選手としてはベンチを温めるよりは、ピッチで走り回りたいだろう。
加えて、給与カットも受け入れなければならず、アンフィールドに留まってくれるかは未知数。シーズン終了までは決断を下さないと言われており、いますぐに何かが動くことはないが、話し合いは継続的に実施されるはず。
はたして、来年には38歳を迎えるベテランミッドフィルダーは、どのような選択を下すのだろうか…?