ボーンマス戦に敗れ、レアル・マドリードにチャンピオンズリーグ敗退に追い込まれ、公式戦2連敗で迎えたマンチェスター・シティとの大一番。勝ち点 “1” でも稼ぐために、エティハド・スタジアムに乗り込んだリバプールだが、現在の実力差を突きつけられる結果に終わった。
エジプト代表FWモハメド・サラーの先制ゴールでリードを奪ったアウェイチームだったが、終始攻められて、27分に同点弾を奪われる。さらに、ハーフタイム直後に失点すると、そのままズルズルと後半に3失点。最終的には4点を奪われて完敗を喫した。
今シーズンは他の試合でも見慣れたように、前線からのプレッシングが効かず、全くボールを取れない試合展開に、ユルゲン・クロップ監督も落胆。火曜日にはチェルシー戦を控え、翌週はアーセナル戦が待ち受ける厳しい日程において、すぐに切り替えるためにも明日の重要性を説いた。
「前半は、ここでプレーしているときに何度か見たことがあるような展開だった。シティは常にポゼッションが高いが、我々にもチャンスがあった。私たちは落ち着いてプレーし相手に問題を与えた。」
「素晴らしいゴールを決め、もうひとつ大きな瞬間を迎えたが、失点してしまった。アンディ・ロバートソンの股を抜けたボールがゴールしてしまったのは不運だったが、ハーフタイム後、すぐに2失点してしまったことで、すべてが崩れてしまった。ゴールも、失点の仕方も、受け入れがたいものだった。どちらもチャレンジしていなかったからね。」
「正直言って、あれは絶対に許されることではない。そのあとは完全にシティが主導権を握り、我々もオープンな状態で、やりたい放題だったが、彼らが貪欲なムードでなかったのは幸運だった。さらに1点しか取られなかったのは、ありがたかった。もっと違う展開もあっただろうし、我々にとっては本当に悪いニュースだ。最終的に、私たちにも見せ場があったが、全体的に見ると、すべてを失ったようで、とても受け入れられない。」
「4対1での負けは難しいが、それ以上のものはなかったし、4人くらいの選手は問題なくプレーできたが、残りの選手はどうだっただろう。中3日で、また強いチームと対戦する。明日は我々にとって重要な日だ。なぜなら、今日経験したことを活かして仕事をしなければならないからね。」
BBC Sport
コンデションが不良と言うよりは、純然たる実力差で負けた印象が強い。今夏にはミッドフィルダー獲得に乗り出す見込みだが、選手を獲得しただけで解決する問題なのか疑問が生じ始めており、フォーメーションや戦い方など根本的な解決が求められる。
チャンピオンズリーグ出場権確保にも黄色信号がふたたび灯ったリバプールだが、ロンドンでチェルシーを下し、来週には首位アーセナルから勝ち点 “3” を奪えるだろうか…?