今シーズンはすべてが噛み合わずに、不調に陥っているリバプール。サディオ・マネがチームを去り、ルイス・ディアスやディオゴ・ジョッタらもシーズン中盤戦を怪我により欠場。一時は得点が遠い試合が続いた。
ミッドフィルダー陣やディフェンダー陣にも負傷者が相次ぎ、持ち前の強烈プレッシングが鳴りを潜めた。怪我人が戻った後も調子は戻らずに、来季のチャンピオンズリーグ出場権の確保は絶望的な状況に追い込まれており、今の調子を考えると連勝をし続けられる印象も持てないのが本音だろう。
2020-21シーズンにはセンターバックに怪我人が続出し、ナサニエル・フィリップスやリース・ウィリアムズら若手を投入して、最終盤で脅威的な強さを見せて3位に入った実績があるだけに期待したい気持ちも大きい。
当時はセンターバックとしてもプレーしたブラジル代表ファビーニョは、4位以内の夢が遠のいている現状にも関わらず、一縷の可能性を捨てていない。ここから勝ち続けることで自信を取り戻して、CL出場権に届くと信じているようだ。
「僕らはまだリバプールであり、大きなチームなのだ。」
「希望と目標は、トップ4に入ること。これを目指すには、試合に勝ち始めなければならない。誰が前に立っていても関係なく、とにかく勝ちにいくしかない。」
「これが目標だ。2シーズン前も同じような状況だった。僕たちは信じ続け、努力し続けなければならない。トップ4まで差がだいぶ開いているので、簡単なことではないね。」
「でも、目の前のチームが誰であろうと関係なく、試合に勝つことを目指せば、自信は戻ってくる。トップ4に入ることを願っているよ。」
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今夏の移籍マーケットでは大幅な中盤の世代交代が見込まれており、ユルゲン・クロップ監督の第2次政権の幕開けを迎える。トッププレーヤーを獲得するためにも、ヨーロッパでの大会の出場権は確保したいところだが、はたして…!?