2018年ワールドカップでクロアチアをバックラインから支え続けた戦う男、デヤン・ロブレン。昨シーズンが前半戦がゴメス、後半戦はマティップがファン・ダイクの相棒を務め、立ち位置としては4番手。
今期はゴメスの調子が上がらず、マティップに次ぐ3番手で、マティップが負傷したことでプレー時間を着実に増やし、及第点なパフォーマンスを披露していた。そんな矢先、ロブレンも筋肉系のトラブルで戦線離脱。
クラブワールドカップを含め先発したゴメスが調子をあげてきたことで、ロブレンの去就がふたたび騒がれている。ゴメスの年齢を考慮すると実質4番手になったロブレンも30歳。プレーの大幅な向上は望めない年齢になってきた。
さらに契約期間がリバプールに売却の魅力へと駆り立てる。現行の契約は2021年まで。来年の冬にはフリー移籍に向けて他のクラブと交渉できてしまう。つまり、リバプールはフリーで手放すことを意味する。みすみす移籍金なしで手放すのは、クラブにとって大きな痛手である。
ロブレンとの契約更新の可能性は低いだろう。かといって、今冬の移籍市場は戦力として残って欲しい。ただでさえ、センターバックの控えがいない状況である。
イタリアへの移籍が有力
今夏ローマ移籍を断ったとされるロブレンだが、2020年夏の放出が現実的だろう。新たなセンターバックを獲得してからの放出がリバプールにとっては理想的。問題は興味を示すクラブがあるかということ。
ローマはロブレンに代わり、マンチェスターUからスモーリングをレンタル移籍で獲得し、近年見せれなかったパフォーマンスを見せている。そして、スモーリング自身もイタリアに留まることをほのめかしているため、ロブレンへの興味はだいぶ薄まっている。
£20mと言われる移籍を支払い、獲得するクラブは存在するのか。もしかすると、多少移籍金を安くしないと買い手は見つからないかもしれない。