新たなセンターバックは“いらない”!? – 新星ビリー・クメティオがデヤン・ロブレンの穴を埋める

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billy koumetio - 4th CB? スター候補生

先月行われたチャンピオンズリーグで驚きを提供したリヨン出身で、そのまま地元リヨンユースで育ったビリー・クメティオ。今年初旬にオルレアンからリバプールに加入したフランスの超有望株が、センターバックの層の薄さを解決するかもしれない。

若干17歳のディフェンダーは、プレシーズンで大ブレイク。クロップ監督もそのポテンシャルを認め、将来リバプールのディフェンスを担う逸材であることは間違いない。フィジカルに恵まれ、なおかつ左利きで、センターバックの左側を担当できるのは戦力として大きい。17歳とは思えない落ち着き払ったプレーもプレシーズンマッチで披露している。

ゼニトへと去ったデヤン・ロブレン。ベン・ホワイトを昨シーズンから狙っていたものの、イングランドDFはブライトンと新契約を締結。ヨーロッパリーグを制覇したセビージャのディエゴ・カルロスは獲得を狙うクラブも多く、多額の移籍金が必要となる。レアル・ベティス所属のアイサ・マンディが現実的なオプションと考えられ、獲得間近とも報じられているが、移籍成立まで至っていない。

アーセナルに惜しくも敗れたコミュニティシールドでは、より経験のあるナサニエル・フィリップスやセップ・ファン・デン・ベルフ、キ=ヤナ・フーフェルらを差し置いて、ベンチ入りを果たしており、首脳陣の評価が高いことは明白な事実。フィリップスには移籍の噂も上がっており、クメティオが序列では上位に位置している。

トップレベルでの試合経験がないため、圧倒的に不利になるには致し方ない。ただ、ディフェンスリーダーのフィルジル・ファンダイクの指示によって、十分にカバーできるかもしれない。アンディ・ロバートソンやアリソンも百戦錬磨の実力者であり、若武者をカバーできるはずだ。

支出を抑える意味合いでも、可能性は大いにある。格安なマンディであっても、その移籍金は1200万ユーロ(約15.6億円)前後は必要になりそう。ロブレンの移籍金をコスタス・ツィミカス獲得に利用しており、チアゴ・アルカンタラ獲得に向けて交渉も始まっていると言われており、今後の人員整理で得れるであろう収入を使いたいところ。

ファビーニョもCBとして稼働できるため、そこまで焦ってはいない可能性もある。事実コミュニティーシールドの後半では、ファビーニョがセンターバックに降りてプレーを続けた。その場合、チアゴ・アルカンタラを守備的MFに配置するもの面白い。

現実的にビリー・クメティオを4番手センターバックに固定するのは難しい側面も否めない。ファビーニョを4番手とし、4.5番手くらいで使っていくのが現実味のあるチーム構成になるだろう。

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