才能の宝庫フランスから、新たな逸材として注目されるDFイブラヒマ・コナテ。若すぎる指揮官ユリアン・ナーゲルスマン率いるRBライプツィヒに所属し、フランスU-21代表にも11試合出場しており、フル代表デビューも遠い未来ではない。
同僚DFダヨ・ウパメカノが世界中のトップチームから動向をチェックされ、今夏の移籍が現実的になっている。同じくビッグクラブから注目を集めているイブラヒマ・コナテもまた、今年の夏にドイツを離れる可能性が報じられている。
センターバック人材難に悩み、さらに悪化したリバプールが今年の冬に獲得するのでは?と噂されるほどに能力は高く評価されている。さすがにチャンピオンズリーグを戦うRBライプツィヒが、主力センターバックをシーズン途中で手放すリスクは高く、代役を獲得できる保証もないため、2021年1月の移籍マーケットでは動きはなかった。
ベン・デイビスら新たなセンターバックを確保したリバプールだが、新戦力の適応具合によって、ふたたびセンターバック補強を目指して、移籍市場へ舞い戻ってこないといけないかもしれない。ジョエル・マティプも負傷続きで見通しが立たず、元カメルーン代表を放出する可能性も否定はできない。
ベン・ホワイトやダヨ・ウパメカノが獲得リストの上位に位置しているプレミアリーグ王者だが、両選手よりもいくぶん安価で獲得できるフランスU-21代表センターバックに視線を移す確率も残している。契約解除条項として約2600万ポンド(約36.4億円)が設定されている模様だ。
マンチェスター・ユナイテッドが関心を示し続ける中、ジョゼ・モウリーニョ率いるトッテナム・ホットスパーが興味を持ち始めたようである。フィジカル面で強く、プレミアリーグへの適応は問題ない。スピードや足下の技術も平均以上。まさに即戦力級の選手になることは間違いない。
今年の冬に移籍金を費やしてしまっただけに、リバプールが夏にどれほどの金額を残しているかは分からない。センターバック以外でも補強すべきポイントがあるだけに、守備陣だけに全力投球もできない。
一方で、マネーゲームになれば、マンチェスター・ユナイテッドが圧倒的に有利であり、リバプールやトッテナムでは太刀打ちできない。来シーズン…イブラヒマ・コナテはプレミアリーグ挑戦を試みるのか?それとも残留し、ドイツでの成長を続けるのか?