RBライプツィヒに所属するフランスU-21代表DFイブラヒマ・コナテは、リバプールへの移籍が最終局面に達したと言われている。選手もイングランドへの移籍を望み、移籍金に関してもまもなくクラブ間合意が迫っている。
『Anfield Central』によれば、RBライプツィヒ新監督に来シーズンから就任するジェシー・マーシュ(現RBザルツブルク監督)が主力センターバックの残留を目指し、電話で説得を試みたそうだ。21歳のセンターバック残留を最優先に考える同監督は就任後すぐに電話を入れたものの、イブラヒマ・コナテの気持ちは固く、リバプールへの思いに蓋をすることはできなかった。
説得失敗に伴い、RBライプツィヒは今季センターバックのコンビネーションを失うことになる。相棒を務めているフランス代表DFダヨ・ウパメカノはシーズン終了後、指揮官のユリアン・ナーゲルスマンとともにドイツNo.1クラブであるバイエルン・ミュンヘンへの移籍してしまう。
リバプールとしては、今シーズンの泣きどころでもあるセンターバックの補強に移籍市場がオープンする前に成功に近づいているのは喜ばしい。ジョエル・マティプは度重なる怪我で離脱を繰り返しており、ジョー・ゴメスも毎年怪我に泣かされる時期がある。オザン・カバクの買取オプション行使も濃厚で、強固な守備陣が整い始めている。
早い段階でライプツィヒとの交渉がまとまれば、別の補強すべきポジションに目を向けられる。チャンピオンズリーグを逃す可能性があり、さらにはヨーロッパリーグ出場権も危うい立場となっているクラブだけに、難しい移籍市場になることが予想される。
とはいえ、ブランド力や所属選手、ユルゲン・クロップ監督の存在など選手を惹きつける要素はたくさんあり、スポーツ・ディレクターのマイケル・エドワーズも敏腕が光る。トッププレーヤーは難しいかもだが、有望かつリバプールに見事にフィットする選手を獲得して欲しい…と願っている。