7月に入り、リバプールは若手選手6名を契約満了に伴い放出した。下部組織もアンダーカテゴリーから才能溢れる選手たちが昇格する一方で、海外から将来を嘱望される若手プレーヤーたちが加入してくる。熾烈な競争を勝ち抜かなければ、ファーストチームはおそろか、サッカー人生すら不意にする。
リバプールではチャンスを生かせずとも、新天地で能力が開花するパターンは存在する。ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズDFコナー・コーディはトップチームデビューを飾ったが、その後は失速。最終的にはハダースフィールド・タウンに移籍し、ウルブズとともに這い上がってきた。
現在ではイングランド代表に名を連ねるほどにプレミアリーグを代表するディフェンダーへと成長した同選手のような成長ストーリーを歩めるか…リーグ1(3部相当)に所属するアクリントン・スタンリーFCは、MFリアム・コイルとFWジョー・ハーディの2選手との契約を締結した。
1年契約を結んだMFリアム・コイルは10歳でリバプール下部組織入り。度重なる怪我の影響で満足いくパフォーマンスを見せれずに、放出の憂き目にあってしまった。一方で、FWジョー・ハーディはFAカップでファーストチームを経験していることもあり、クラブと2年契約で合意している。
クラブを率いるジョン・コールマン監督は、リバプールのトップチームでもプレー経験のあるストライカーを評価しており、キャリアを一気に飛躍させるためにも今回の移籍は選手とって良いものになるだろうと応えている。
同じくリリースされたDFレミ・サベージは早々にニューカッスル・ユナイテッドとの3年契約に合意しており、プレミアリーグのクラブで成長を続けていくことになっている。
6名のうち、3名が新たなクラブへの入団を決めており、残すは3名。ヤセル・ラローチ、アブディ・シャリフ、ジャック・ウォールズのみ。とにかく新天地を確保した上で、リバプールを見返すくらいの活躍を期待したい…