ファーストチームのセンターバックに負傷が相次ぎ、サプライズ的にレギュラーに定着したリヴァプールDFナサニエル・フィリップス。中盤のファビーニョや若手DFリース・ウィリアムズ、ローン移籍していたDFオザン・カバクとのパートナーで、プレミアリーグ3位に貢献した。
しかし、今シーズンは出番に恵まれないことが予想されている。主力組が復帰した上で、RBライプツィヒからフランスU-21代表DFイブラヒマ・コナテを獲得。これにより、4番手センターバックまでが確定した形となり、複数選手で5番手を争っている。
ウィリアムズやベン・デイビスが筆頭ライバルとして存在している中、ナット・フィリップスも5番手候補の筆頭。ただし、カップ戦すら出番が得られるか分からない5番目のセンターバックという立ち位置を受け入れられるかどうかは選手の去就に影響する。
元ボルトンDFには、バーンリーやニューカッスル、ブライトンといったプレミアリーグのクラブがこぞって関心を示している。昨シーズンの好パフォーマンスにより、人気銘柄となっている同選手には、ブンデスリーガからも問い合わせが届いてるようだ。
『Sky』の報道によると、バイヤー・レヴァークーゼンがリヴァプールDFへの興味を表明しているものの、具体的なオファーはまだ提示されていない。VfBシュトゥットガルトへのローン経験を持つ同選手は、ドイツの地へと帰還を果たすのか注目が集まっている。
昨シーズンはブンデスリーガを6位で終えた同クラブは、ギリギリのところでヨーロッパリーグ出場権を獲得。一方で、5位フランクフルトとの勝ち点差は『8』と開きがあり、来シーズンこそはその差を埋めたい。
さらにはヨーロッパの舞台で高みを目指したいレヴァークーゼンは、ディフェンス陣に厚みを持たせるためにも、昨季ブレークを果たしたフィリップスをリストアップしたものと思われる。
余剰人陣の整理を進めるリヴァプールにあり、ベン・デイビスら他のセンターバックにも移籍のニュースが絶えない。元ボルトンDFは、新たなチャレンジに舵を切るのだろうか…?また、新天地がどこになるのだろうか…?