今夏の移籍市場では、RBライプツィヒから加入したDFイブラヒマ・コナテのみに留まっており、プレミアリーグのライバルたちと比べると、静かな夏を過ごしている。他方、余剰人員の整理については積極的に進めている。
ハリー・ウィルソン、マルコ・グルイッチ、タイウォ・アウォニイ、カミル・グラバラ、リアム・ミラーと、新型コロナの影響が残る移籍市場において数多くの選手を売却している。ベン・ウッドバーンやベン・デイビスもローン移籍が成立しており、放出面では忙しい日々を過ごしている。
そんな売却リストに、新たな選手が加わりそうだ。リヴァプールは若手FWシェイ・オジョの売却準備を進めており、移籍金はわずか500万ポンド(約7億円)に設定されていると、『Goal』が報じている。
ウルバーハンプトン・ワンダラーズやフラム、ランス、レンジャーズ、カーディフとレンタルで様々なクラブを渡り歩いた元イングランドU-21代表ウインガー。かつてはポテンシャルの高さが評価されていたものの、トップチーム定着ができずに、いまでは余剰人員に成り下がってしまった。
まもなく締め切りを迎える市場だが、限られた期間内での売却を目指している。クラブは選手のキャリアを考慮した上で、移籍先を探して動き回っている。選手本人も試合に出ることを熱望しており、双方にとってメリットしかない移籍となるだろう。
契約期間2年を残す同選手だが、キャリアを転換させるためにもクラブ退団は避けられない。昨シーズンはチャンピオンシップでプレーし、41試合5ゴール7アシストとまずまずの数字を記録しており、獲得に関心を示すクラブは少なくはないはず。
ただし、チャンピオンシップに属するクラブへの売却となると、移籍金の値下げにも応じる必要があるかもしれない。プレミアリーグ含めてトップリーグには獲得を熱望するようなクラブは見当たらず、24歳という年齢だけに設定額に固執するとは思えない。
その昔、将来を渇望された経験を持つウインガーはどのクラブへと旅立つのだろうか…?