オリンピック・リヨンの下部組織で育ったフランスU-21代表FWアミーヌ・グイリは、2017年にトップチーム昇格を果たす。昨年夏の移籍市場において、OGCニースへ移籍し、昨シーズンは34試合12ゴール7アシストと見事な活躍で攻撃陣を牽引。
今季も4試合4ゴールと高い得点感覚を示しており、将来のフランス代表入りが期待される若きストライカー。フランスU-21代表でも12試合4ゴールを記録し、同チームで最終ラインを守ったDFイブラヒマ・コナテは、今夏リバプールへとステップアップしている。
証明している通り、ゴールスコアリング能力に優れ、巧みなボールタッチで前線でパスも散らせる。フィジカル的な強さは未知数なものの、左ウイングから切り込んでのシュートやパスには大きな可能性を感じさせる。
『Fichajes』によれば、30歳とサッカー選手にとっては大台に乗るブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの後釜として、21歳のアミーヌ・グイリへの関心を強めている。その背景には、チームを率いるユルゲン・クロップ監督が獲得を進言しているためだと報じている。
2024年まで契約を残す若きストライカーは、前途洋洋なキャリアが広がっている。左のウインガーとしてもプレー可能で、得点力に優れる選手は喉から手がでるほど欲しい人材であることは間違いない。
ただし、具体性に乏しい報道であり、どこまで真実かは定かではない。プレーに力強さをあまり感じず、強靭なディフェンダーが揃うプレミアリーグで通用するかは疑問を残す。成長の余地は大きいが、ポテンシャルは誰もが認めるところ。
それでも個人的には、イスマイラ・サール(ワトフォード)らイングランド国内で経験を積んでおり、実績を残し続けている選手を優先すべきに思えるが…