ジョーダン・ヘンダーソンやアンディ・ロバートソン、トレント・アレクサンダー=アーノルド、ファビーニョ、アリソン・ベッカー、フィルジル・ファンダイクなど数多くの主力選手がリヴァプールとの契約を更新。
今夏の移籍市場で動きの少なかった同クラブにおいて、現有戦力の維持は一定の評価を受けており、立て続けの契約更新は新戦力数名分の価値をもたらしているだろう。モハメド・サラーとの話し合いも続ける中、ギニア代表MFナビ・ケイタとの契約延長を準備している旨の報道が世界を駆け巡った。
新たな契約延長かと浮き足立つサポーターに待ったをかけたのが、『SportBILD』でジャーナリストとして活躍するクリスティアン・フォルク氏。同紙に語った内容によれば、選手側は更新を急いでいないとし、より多くの出番を保証しなければ早期合意には至れないようだ。
「これは事実ではない。チームメイトたちは少し急いでいたのかもしれない。」
「もちろん、リヴァプールはケイタとの契約を延長したいと思っているが、ケイタは彼らのためにもっとプレーしたい。」
「スタメンにすぐに戻らない限りは、契約更新に進展はないだろう。」
「2023年まで契約を残しており、延長することを急いではいない。だからこそ、延長に納得させるためにはスポーツ観点での議論が必要になる。」
チアゴ・アルカンタラの加入やハーヴェイ・エリオットの台頭により、ジョルジニオ・ワイナルドゥム退団で空くはずだったポジションが埋まってしまった。両名とも現在は負傷離脱中だが、他にもカーティス・ジョーンズやアレックス・オックスレイド=チェンバレンが虎視淡々とポジションを狙っている。
今夏には放出候補にも挙げられるほど序列が下がったギニア代表MFにとって、今季は勝負の年となる。一方で、リヴァプールは契約延長合意に至れなかったオランダ代表MFの二の舞だけは避けたい。2023年まで契約があるといえど、早めに契約更新を取りまとめたい意向。
サポーターとしては、ナビ・ケイタが怪我なく今シーズンを過ごし、中盤でのポジションを確保することで精神的にも落ち着いた上で、双方にとって望ましい形での早期決着を期待したいところ…