25歳のマリ代表MFイヴ・ビスマは2018年の夏にブライトン移籍を果たすと、年々評価を高め続ける。今夏の移籍市場ではリヴァプールやアーセナルが獲得に近づいていたが、ベン・ホワイトが移籍したこともあり、結果的には残留となった。
プレミアリーグクラブからの関心はそれでも衰えず、来年1月の移籍市場でふたたび争奪戦が展開される見込みの同選手は、ブライトンで101試合に出場。最終ラインの前でのフィルター役をしつつ、攻撃面でもリズムをもたらす役割を担っている。
昨シーズンは得点不足に悩まされた同クラブだが、今季は5試合を終えた時点で4勝と好調を継続している。そんなチームの中心として躍動するマリ代表MFだが、チャンピオンズリーグに出場する夢を隠していない。
「移籍の時が来れば、それはその時。いまはブライトンで幸せだし、サッカーを楽しんでいるよ。」
「僕の夢は他の選手と同じで、チャンピオンズリーグでプレーしたいし、チャンピオンにもなりたい。トップレベルで自分を試したいし、実力を証明したい。」
アーセナルはチャンピオンズリーグ出場権を持っておらず、順位を上げるまで時間がかかりそう。ヨーロッパ最大のトーナメントで戦う夢を叶えるためには、リヴァプール移籍が一番の近道。
しかし、元イングランド代表GKポール・ロビンソンは『Football Insider』とのインタビューに応じ、リヴァプールはブライトンMFよりもレスター・シティMFユーリ・ティーレマンスを優先すべきだと語っている。
「リバプールにとっては、ビスマよりもティーレマンスの方がいいと思う。」
「ビスマはクロップに合うか、確信は持てないね。」
「彼らはあまりお金を持っていないことが、先日の移籍市場で分かった。」
「ワイナルドゥムは昨シーズン、多大な役割を果たしていただけに、失ったものは大きい。」
「ミッドフィルダーは手薄だから、来年の1月になるか、来年の夏になるかわからないけど、誰かしら補強するだろう。リヴァプール が1月に動くかどうか注目したいね。」
ポール・ロビンソンとは異なり、個人的にはクロップ・サッカーにもフィットしうるだけの能力とプレースタイルを持っていると思っている。とくにアンカーを担える選手が足りず、強さと柔軟さを持ち合わせるブライトンMFは十分戦力になり得る。
はたして、リヴァプールは誰を獲得するのだろうか…?