カリム・アデイェミ(RBザルツブルグ)やジェレミー・ドク(リール)など数多くのフォワードやウインガーへの関心が報じられるリバプール。モハメド・サラーやサディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノらの後任探しが注目されて久しい。
30歳前後を迎えているフロントスリーはピークを超える境目に立っており、さらには来年1月にはアフリカネイションズカップが開催されるため、サラーとマネの両エースがチームを離れる。ディボク・オリギや南野拓実もバックアップを務めるが、ゴール数で見劣りしてしまう。
そうした背景もあり、来年1月の移籍市場にでもリバプールが獲得に動くのではと予想されている。しかし、今シーズンのみを凌ぐための補強をするチームではなく、中長期的な視点に立った補強プランを実行に移すはずだ。
スポーツ・ジャーナリストのGiannis Chorianopoulos氏によれば、リバプールがオリンピアコス(ギリシャ)に所属するギニア代表MFアギブ・カマラのプレーぶりを何度も確認しており、複数回にわたり、スカウトを派遣している。
Liverpool scouted and Olympiacos winger/AM Aguibou Camara had today his first international cap with Guinea. He had an assist v Sudan (1-1, WCQ) @olympiacosfc @LFC #Olympiacos #LFC #Liverpool #LiverpoolFC
— Giannis Chorianopoulos (@choria80) October 6, 2021
Liverpool scout today in Athens at Olympiacos v Fenerbahçe. For Aguibou Camara @LFC #LFC #Liverpool #LiverpoolFC
— Giannis Chorianopoulos (@choria80) November 25, 2021
攻撃的ミッドフィルダーを中心にしつつも、ウイングでもプレー可能。今シーズンはリーグ戦で9試合4ゴール2アシストを記録しており、攻撃の主軸としてチームをリードしている。20歳という年齢も魅力的で、今後10年に渡ってアンフィールドで活躍できるポテンシャルを備える。
代表チームの先輩であるナビ・ケイタも在籍しているクラブは心強く、エージェント”ナビ・ケイタ”が発動するかもしれない。ただし、今夏に移籍したばかりな上、2025年まで契約を残しているため、移籍する際には大金が要求される確率が高い。
高いテクニックに加えて、俊敏性も兼ね備える同選手は、中盤の問題も解決する。同胞ナビ・ケイタは負傷が多く、チアゴ・アルカンタラやジョーダン・ヘンダーソン、ジェームズ・ミルナーら30歳を超えており、今後長期的な活躍は見込めない。
ハーヴェイ・エリオットやカーティス・ジョーンズの台頭もあり、現時点での枚数は申し分ないが、将来に向けて投資を進める必要性は密かに迫っている。序列が下がり気味のアレックス・オックスレイド=チェンバレンの去就も不透明な部分が否めない。
一気に2つのポジションを解決に導く可能性を秘めた同選手は、1年だけでギリシャを後にすることになるのだろうか…?