ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズから一昨年前の夏に加入したポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタ。リバプールでは、強力フロントスリーのバックアップとして期待されていたが、あれよあれよとレギュラーの座を掴んでいる。
いまでは、モハメド・サラーやサディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノらと4人でのローテーションが可能になり、南野拓実やディボク・オリギが控える盤石のフォワード陣を有している。
昨シーズンは負傷の影響もあり、数ヶ月間にわたり離脱を余儀なくされた同ストライカーだが、30試合で13ゴールを奪い、心配されたフロントスリーとの連携も数シーズンを一緒にプレーしていたかのようなコンビネーションを見せ付けた。
更なる活躍を誓った同選手は、今季ここまで26試合12ゴールと、昨季を上回るペースで得点を積み重ねている。残り試合数を考えれば、2017/18シーズンにチャンピオンシップで戦っていたウルブズ時代の18ゴールを超え、キャリアハイとなる数字を記録できるであろう。
LFCマッチデープログラムの取材に応じたディオゴ・ジョッタは、すんなりとチームに馴染んだ経緯について、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズでの経験を振り返りながらも、自分の強みのひとつであると明かしている。
「監督に頼まれたことは、必ずトライするようにしている。」
「ウルブズでは、(ラウル・)ヒメネスというメインストライカーがいたから、3トップでプレーする時には、左サイドを務めていた。」
「前線が2枚の場合は、僕がより前のポジションでプレーしていた。だから、監督に何を要求されるかによるね。僕はフィットしようとするし、それが僕の大きな特徴のひとつだと思う。」
「誰かを僕に無理やり合わせるように仕向ける気はなく、必要なことへの適応を試みるし、ベストを尽くすよ。」
「もしかすると、人によっては僕が偽9番でもなければ、センターフォワードでもないと言うだろう。でも、他の人にとっては好ましいこともある。ピッチに立てば、いつもゴールを狙っているし、チームとして相手のゴールに迫れるようにしたい。それが僕の目指すところだね。」
アフリカネイションズカップ期間にチームを離れるサラーやマネの代役としてだけではなく、立派なスタメンとしてさらなるゴールが求められる。
プレミアリーグでマンチェスター・シティの背中を追うため、そして7度目となるチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げるためにも、ポルトガル代表のプロ意識と卓越した能力は必要不可欠なピースとなっていく…