昨年の夏に続き、この冬の移籍市場でも退団が噂されるウェールズ代表DFネコ・ウィリアムズ。後釜である北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーがまだ若く、今年の夏まで残留するとの報道も出たが、この移籍市場が差し迫ったタイミングで退団の可能性が増している。
若手以外にもジョー・ゴメスやジェームズ・ミルナーらが右サイドバックとしても稼働可能。不動のレギュラーであるイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが長期離脱など予期せぬ不運がない限り、ネコ・ウィリアムズに出番が巡ってくることはない。
さらには、最近の試合では右ウイングでの起用も多く、もともと守備時のポジショニングや1対1での対応に難があっただけに、早めに2番手をコナー・ブラッドリーに譲るタイミングなのかもしれない。
ただし、ウェールズ代表に招集され続けるポテンシャルは非凡だ。そんな同選手には、プレミアリーグとチャンピオンシップから関心が届いた。
『Liverpool Echo』によれば、チャンピオンシップの1つのクラブはAFCボーンマスで、残り半年間のレンタル移籍を狙い、リバプールに接触を図っている。
チャンピオンシップで3位と自動昇格圏内に上がるため、フラムとブラックバーンを捉えたい。一方で、QPRら4位以下からのプレッシャーを拭い去るためにも、ウェールズ代表DFを迎えてチーム力の向上を目指している。
AFCボーンマスは、昨シーズンまでフラムを率いていた元イングランド代表MFスコット・パーカーを指揮官に据え、プレミアリーグ復帰に全身全霊を注いでいる。直近5試合で2敗を喫するなどブレークのかかった成績を立て直したいところ。
期限までのカウントダウンが始まったこの冬の移籍市場において、リバプールDFネコ・ウィリアムズは期日ギリギリでの移籍を手に入れるのだろうか…?