トッテナム・ホットスパーやマンチェスター・ユナイテッドから関心が届く中、リバプールが獲得に成功したコロンビア代表FWルイス・ディアス。カーディフ・シティとのFAカップ4回戦で途中出場すると、日本代表FW南野拓実のゴールを早速アシスト。
まるで以前からリバプールでプレーしていたかと思わせるほどの適応力を見せ付けた元ポルトFWは、レスター・シティとのプレミアリーグの試合で先発に名を連ね、いきなり国内リーグ戦デビューを果たした。
豊富な運動量や切れ味鋭いドリブル、さらには周りとのコンビネーションもスムーズ。加わって日が浅いとは思えないパフォーマンスは、サポーターのみならず、多くの解説者やサッカー関係者を驚かせた。
そんな抜群のプレーぶりに、チームを率いるユルゲン・クロップ監督もビックリしたようで、長い監督キャリアを遡り “最高の出来だった。” と、レスター・シティ戦を振り返った。
「彼にとって初戦だったけど、私が見てきた新戦力の中では最高の出来だったね。ほんとにナチュラルにプレーしていたよ。」
「でも、まだ初戦でしかなく、プレミアリーグ特有の激しさやそうしたことにどう適応していくかを見ていかなければならない。決して焦る必要はない。」
「(サディオ・)マネが戻ってきておらず、(モハメド・)サラーは信じられないほどの緊張感に包まれた大会から戻ってきたばかりだったこともあり、彼を起用する非常に良い機会だった。」
ファビーニョやアンディ・ロバートソンらも適応するまでに猶予期間を与えられており、まして他のリーグから全くスタイルの異なるリーグに飛び込んだ割に、その適応力は脅威的と言わざるを得ない。
セネガル代表FWがまだ戻ってきていないタイミングで、その時期もラッキーだった。それでも、初先発で期待を大きく上回るパフォーマンスを見せたコロンビア代表FWは、これからのアンフィールドでの活躍を予感させた。
そして、次の試合からはフロントフォー全員が揃い、南野拓実も控え、前戦でのポジション争いが改めてスタートする。
ルイス・ディアスは今後ポジション争いを勝ち抜き、新・フロントスリーの一角を担う人材になれるのだろうか…?