2022年6月末でリバプールとの契約が切れる元イングランド代表MFジェームズ・ミルナー。かつてのプレミアリーグ最年少ゴール記録保持者もいまや36歳。ベテランの域に入っているものの、見事なコンディション調整で試合に出場すれば安定したパフォーマンスを披露している。
アンディ・ロバートソン加入前には、シーズンを通して左サイドバックとして稼働。本職とはかけ離れたポジションにも関わらず、自慢の献身性と適応能力で素晴らしいプレーぶりでチームを支え続けた。
その後は本職のミッドフィルダーを軸に活躍し、近年では試合終盤に喝を入れ直しつつも、試合を締める役割を担っている。さらには、トレーニングでの取り組む姿勢も評価されており、若手選手だけじゃなく、中堅選手たちのお手本となっている。
今季で契約満了となる同選手には、ユルゲン・クロップ監督は残留を待ち望んでおり、1年間の契約延長に向けて話し合いを行っていることを明言していた。チームとしても、副キャプテンを務める精神的支柱を失いたくなく、サポーターからも残留を望む声が多い。
ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)によれば、選手側と所属クラブとの話し合いは進展しており、確実に合意に近づいているようだ。ただし、まだ正式な合意ではなく、複数のクラブが同選手に対してオファーを行っている事実も明かしている。
「(ジェームズ・)ミルナーについて話し合いは進んでいるが、まだ完全に合意したわけではない。しかし、(ジェームズ・)ミルナーとリバプールは2023年までの延長で合意に近づいている。もう1シーズンだね。」
「ミルナーの場合、イングランドのいくつかのクラブが、違う経験をしてみないかと彼にアプローチしている。しかし、リバプールはミルナーが新しい契約にサインするように猛プッシュしている。」
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中盤の全ポジションに加えて、左右のサイドバック。さらには、若い頃に経験していた左右のウィンガーとしてもプレーできる稀代のユーティリティ・プレーヤー。徹底したプロフェッショナリズムは、共にプレーする世界的なプレーヤーたちにも影響を与える。
プレー面だけじゃなく、精神面および練習時のロールモデルとなれる選手であり、出場時間では計りきれない価値を持っている。最低でももう1シーズン、アンフィールドに残留してもらい、闘志溢れるプレーを目撃したい…