オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムが昨夏にチームを去り、後釜獲得の必要性が叫ばれ続けたリバプール。結果的には、ハーヴェイ・エリオットを中盤にコンバートし、新たなミッドフィルダーを獲得せずに、新シーズンをスタートさせた。
若きイングランドU-21代表FWが中盤での起用に見事に応え、ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンらがまずまずのプレーぶりを披露しているものの、切り替えの素早さや守備時の強度が低下しているのは事実で、ディフェンスに強さを持つ選手を待望する声も多い。
イヴ・ビスマ(ブライトン)やレナト・サンチェス(LOSCリール)らが補強候補として頻繁に報じられる一方で、アストン・ヴィラに所属するスコットランド代表MFジョン・マッギンはユルゲン・クロップ監督のお気に入りだと伝えられている。
継続的にスカウティングをしているとの噂も飛び交う中で、同じくプレミアリーグからマンチェスター・ユナイテッドも関心を抱いている。ただし、移籍の可能性を狭めるためにアストン・ヴィラは動き出すかもしれない。
『BirminghamLive』によれば、2020年12月に3年半に及ぶ契約を結んだばかりのスコットランド代表MFに対して、アストン・ヴィラは新たな契約延長をオファーする準備を進めている。同クラブは同ミッドフィルダーをキープレーヤーとして認識しており、早めに新契約を締結する可能性を探っている。
今シーズン途中に、レンジャーズFCから同クラブの指揮官に就任したスティーブン・ジェラード監督は売却の可能性を完全否定しており、ずっとアストン・ヴィラの選手でいて欲しい願望を明言している。
「私たちが売却を検討しているクラブでないことは明らか。」
「私たちの狙いは、(ジョン・)マッギンをここに留めておくことだ。」
「マンチェスター・シティに移籍したジャック・グリーリッシュのように、様々な面でうまくいく状況でなければ、選手たちを売り出すクラブにはなりたくない。」
「(ジョン・)マッギンにはアストン・ヴィラの選手でいてほしいし、これ以上はっきりさせることはできない。」
「彼を愛しているし、人間としても愛しているし、彼の成長を助けたい。」
「私たちの最高の選手、あるいは私たちの選手の誰かが、ビッグクラブ移籍の可能性があることは、称賛として捉えている。」
「それは、彼らが安定したレベルでプレーしていることを示すものだからね。」
豊富な運動量と前線への攻め上がりで、攻守両面で多大なる貢献ができるスコットランド代表MF。来シーズン以降も残留するのか、もしくはステップアップを求めて上位クラブへと旅立ってしまうのだろうか…?