2020年にリバプール移籍を果たしたギリシャ代表DFコスタス・ツィミカス。加入初年度は何度か軽い負傷を経験し、新型コロナにも感染してしまい、不本意なシーズンを過ごすことに。加入前に期待されていたほどのプレーぶりを見せられずに、獲得に対して疑問の目すら向けられた。
しかし、今シーズンはコンディションが整い、アンディ・ロバートソンが負傷していたこともあり、開幕戦からスタメン出場。ジェームズ・ミルナーに試合中に喝を入れられる場面はあったものの、熱くも激しいプレーを披露し、一気にファンの心を掴んだ。
その後はスコットランド代表DFが復活&復調し始める。プレー時間が少なくなっている中でも、出番を得た際には抜群のパフォーマンスで応え、ポジション争いを繰り広げている。現時点ではアンディ。ロバートソンの安定感にレギュラーを奪えていないが、かなり近いレベルまで達している。
コスタス・ツィミカスも約2年間過ごすイングランド生活やリバプールでのプレーにも手応えを感じている。1年目となった昨シーズンでの苦悩を明かしつつも、各ポジションで世界レベルの選手が集うクラブにおいて、多くのことを学び、充実した日々を過ごしているようだ。
「ここでの生活をとても楽しんでいる。」
「イングランドでの生活も、リバプールの選手としての生活も、とても楽しいよ。もちろん、1年目は期待通りにはいかず、これまでのサッカー人生の中で最も難しい年だった。」
「2年目の今年はうまくいっているし、選手として、そして人として、かなり成長できたと思う。多くのことを学んだよ。より激しく仕事することも学んだし、このポジションには世界最高の選手が揃っているね。」
「僕にとって、(アンディ・)ロバートソンに挑戦しなければならないし、ベストな選手を捉えようとすること自体、ベストになるための後押しになるんだ。一番大事なことは、目標を達成するために努力すること。僕はここにいる間ずっとそうしてきたと思うし、リバプールでの残りのキャリアもそうしていくつもりだ。」
LFC公式マッチデープログラム
世界でも有数のサイドバックに挑む日々は刺激的。そんな充実した毎日を過ごしつつも、スコットランド代表レフトバックからポジションを奪う日はやって来るのだろうか…?