この冬の移籍市場で、リバプール加入が迫ったフラムMFファビオ・カルヴァーリョ。ポルトガルU-21代表としても活躍する同ミッドフィルダーは、今季終了までのローンバック契約にまつわる書類に間に合わず、移籍は持ち越された。
その後も両クラブ間での話し合いは続き、先週にビッグニュースが舞い込んできた。リバプールとフラムは移籍金500万ポンド(約7億円)+ アドオン270万ポンド(約4億円)で移籍に合意。個人合意ならびにメディカルチェックも完了しており、残すは正式発表となっていた。
フラムは来季のプレミアリーグ昇格を目指して戦っており、単独トップを走っているといえども、主力選手の完全移籍についての発表は慎重さが必要だ。リバプールは、クラブやサポーター、そして選手本人への配慮から、正式発表日程は5月とざっくり報道されていた。
ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)によれば、リバプールは数週間以内に、ポルトガルU-21代表ミッドフィルダーの来季加入を発表する予定で進めており、近くリバプール・サポーターたちが歓喜に湧く瞬間が訪れそうだ。
「リバプールは、フラムとそのファン、そしてまだチャンピオンシップに集中している選手を尊重するため、ファビオ・カルバーリョ加入を数週間以内に発表することを決めた。」
「先週の木曜日に報道されたように、交渉は100%完了している。他のクラブがこの取引を乗っ取ることはできない。」
Liverpool have decided to announce Fabio Carvalho’s signing in the coming weeks to respect Fulham, their fans and player still focused on Championship. 🔴 #LFC
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) April 11, 2022
The negotiation is 100% completed, as exclusively reported last Thursday. No chance for other clubs to hijack the deal. pic.twitter.com/wWLumGauPE
ハーヴェイ・エリオット、カーティス・ジョーンズ、タイラー・モートンら中盤に粋のいい若手選手が揃うことになり、カイデ・ゴードンやイブラヒマ・コナテ、トレント・アレクサンダー=アーノルドら次世代を担う若き逸材が整ってきた。
過去数年間にわたり、世界でもトップクラスのサッカーを展開し、毎シーズンのようにプレミアリーグのみならず、チャンピオンズリーグで上位争いに食い込んできた主力組が30歳を超え始めており、世代交代は必須の課題となっていた。
今季はマンチェスター・シティと激しい首位争いを繰り広げており、いまだに4冠の可能性を残すリバプール。残りシーズンも見逃せない日々が続くが、来シーズンに向けた話題にも事かかなさそうだ…