バーゼルやチェルシー、フィオレンティーナ、ローマを経て、リバプールでは世界的なゴールスコアラーとして活躍を続けるエジプト代表FWモハメド・サラー。チェルシー時代には輝けなかったプレミアリーグでの再上陸で、その才能が開花し、世界的なプレーヤーの仲間入りを果たした。
毎シーズンのように数多くのゴールを積み重ねており、得点王ランキングでも常時上位を維持。凄まじいペースでゴールネットを揺らす同選手は、これまでのキャリアでさまざまなゴールキーパーと対峙してきた。
プレミアリーグ、セリエA、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、そしてエジプト代表で屈指のゴールキーパー陣からゴールを奪ってきた。そんな “エジプシャン・キング” は、過去対峙してきた中で、最も優秀なゴールキーパーが誰かと質問され、世界でも有名な4人を選んでいる。
「1人だけには決められないから、4人選ぶよ。(イケル・)カシージャス、(ジャンルイジ・)ブッフォン、アリソン(・ベッカー)、(マヌエル・)ノイアー。他にも素晴らしいGKはたくさんいると思うけど、何人か忘れているかもしれない。誰を選ぶか難しいよ。」
「(カシージャスについて)彼が歩んできたキャリアは素晴らしい。レアル・マドリードではなく、FCポルトに在籍していたときに対戦した。後ろから、選手たちを鼓舞し続けていたね。」
「イタリアで(ジャンルイジ・)ブッフォンと対戦したとき、彼は見事だった。彼との “1対1” は最高だよ。サッカー界のあらゆるものを勝ち取ったキャリアは、信じ難いよ。」
Sky Sports
バーゼルで頭角を表したものの、チェルシーではあまり試合に出れずに、イタリアで実力を磨き続けたモハメド・サラー。ユベントスやACミラン、インテル・ミラノなど同国の強豪クラブのみならず、ヨーロッパの舞台で最高峰GKと熾烈な凌ぎを削ってきた。
カシージャス、ブッフォン、アリソン、ノイアーと時代を創ってきたゴールキーパー陣を選ぶ一方で、他の選手たちへの配慮も忘れない言葉使いは、エジプト代表フォワードの性格の良さを窺い知れる。
ゴール前では脅威的な得点感覚で相手GKを出し抜いてきただけに、契約延長を早く締結して、今後もリバプールでゴール数を伸ばしていってもらいたい…