2016年にサウサンプトンからリバプールに加入したセネガル代表FWサディオ・マネ。ユルゲン・クロップ監督のもとで世界的なプレーヤーに成長した同選手は、抜群の得点力でここまで通算268試合120得点48アシストと見事な活躍ぶりで、チーム躍進に貢献。
今季もプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップ、カラバオカップとフル稼働。シーズン後半戦からは、コロンビア代表FWルイス・ディアス加入により、センターフォワードを務めることも多くなったものの、新たなポジションにもすぐさま適応し、重要なゴールを決め続けている。
今季もプレミアリーグ得点ランキングで5位に入る16得点を奪い、マンチェスター・シティとの激しい競争を演じたリバプールの攻撃陣を引っ張った。しかし、2023年までと契約満了時期が迫りつつあるセネガル代表フォワードに対して、バイエルン・ミュンヘンやパリ・サンジェルマンが関心を抱いているとの報道が過熱中。
代理人を務めるビョルン・ベゼマー氏によれば、今シーズンが終了したタイミングで契約更新に向けて動き出すと語っており、現時点での進展はないことを明言。合意できるかはわからないものの、ここに来て、同選手が『Sky Sports』とのインタビューで意味深とも取れる発言をしており、サポーターをヤキモキさせている。
「優勝して7度目のトロフィーを得るのは、確実に特別なことだ。この質問(将来について)には、チャンピオンズリーグが終わってから答えようと思っている。チャンピオンズリーグ後に答えるつもりだよ。」
チャンピオンズリーグ後に自らのキャリアについて語ると明かした同選手だが、CLファイナル後を強調した口調は少し不可解にも捉えられる。2023年まで契約を残しており、来シーズンも残留して、リバプールで戦います宣言になるかもしれない。
考えすぎは野暮だ。現時点ではまずレアル・マドリードとの決勝戦に集中してもらい、ACミランに並ぶ7度目のCLチャンピオンに導く活躍を期待したい。高い確率でスタメンに名を連ねることが予想されるだけに、相手ディフェンスを混乱に陥れる動きで、ゴールを奪ってくれると信じたい。
これまでの活躍ぶりは言わずもがな。エジプト代表FWモハメド・サラーが圧倒的なエースとして君臨するチームにおいても、自我を通さずに安定的なパフォーマンスを披露し続けたセネガル代表フォワードの残留を期待したいが、新たなチャレンジを選んだとしても、大きな声援を送りたい。
もしもリバプールを離れる決断を下した場合には、クラブ側は退団を容認し、移籍金とともに売却する未来はやってくるのだろうか…?