バイエルン・ミュンヘン指揮官就任を拒否していた!  – ユルゲン・クロップ監督が語った “その理由” とは?

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He refused to take over Bayern Munich! - Jurgen Klopp told us "why"? チーム

ブンデスリーガ・マインツで監督業を始めたユルゲン・クロップは、2008年当時資金に恵まれておらず、選手獲得にも大金を投じられなかったボルシア・ドルトムント監督に就任。マリオ・ゲッツェら移籍金のかからないアカデミー選手を多用しつつ、海外から安い移籍金で有望な若手を獲得し、ドイツ王者バイエルンとも戦えるチームに成長させた。

セレッソ大阪でプレーしていた日本代表MF香川真司もその一員で、ドイツ国内だけじゃなく、ヨーロッパの大会でも堂々たる戦いを見せ、2012-13シーズンにはチャンピオンズリーグ決勝に進出。惜しくも、バイエルンに敗れたものの、主力を奪われながらも毎シーズンのように上位争いを繰り広げた。

若手育成や監督としての戦歴を買われ、2015-16シーズン途中にリバプール監督に就任。パッションに溢れるドイツ人指揮官は、見事に低迷し続けたチームを変え、いまではマンチェスター・シティと世界でもトップクラスの優勝争いをするほどのクラブに変貌を遂げている。

昨シーズンは主力センターバックが負傷離脱する中でも、強豪ぞろいのプレミアリーグで3位フィニッシュ。今季は3大会で決勝に進出し、リーグでも最後の最後までマンチェスター・シティと首位を争い続けた。

世界でも1位2位を争うほど指揮官となったユルゲン・クロップ監督だが、母国の絶対的王者であるバイエルン・ミュンヘンから誘いを受けていた過去を明かしながらも、当時率いていたクラブとの契約を全うし、オファーを断ってきたことを吐露している。

「どのクラブに行けば、違う状況になるんだ?教えて欲しい。」

「唯一できることは、ペップ・グアルディオラがすべての勝利にうんざりして、私がマンチェスター・シティを引き継ぐかどうか尋ねることだ。そんなアイデアがあるのか?それはうまくいかないし、やりたくもない。」

「何度かバイエルン・ミュンヘンに行く機会もあった。もっとタイトルを獲得出来た可能性は高いが、私はそうしなかった。契約が残っており、決して反故にしたことはない。」

「世の中には勝者ばかりではない。世界はチャレンジャーで満ちている。私は挑戦し、時々みんなと一緒に勝つこともある。私はそれで満足だよ。」

2026年までリバプールとの契約を延長した同監督は、一時代を築いたチームからの世代交代を図るという難しいタスクに挑んでいる。近年では有望株を積極的に獲得し、未来を担う若き選手たちを育成する一方で、トップチームでもカーティス・ジョーンズやハーヴェイ・エリオットを起用し、成長を促している。

アレックス・ファーガソンやアーセン・ベンゲル、ペップ・グアルディオラら特定のチームで長くチームを率いることですら困難な世の中で、継続的に安定的に成績を上げ続けているのは、まさに名将である証。

リバプール・サポーターからも心の底から愛され、選手やコーチ陣、運営スタッフ、オーナー陣と関わる人々すべてから好まれるユルゲン・クロップ監督は、これからもリバプールを引っ張り続け、サッカーの歴史に名を刻んでいく…

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