ファビオ・カルヴァーリョやダルウィン・ヌニェスらの獲得を決めたリバプールは、今夏3人目となる補強を敢行。しばらく噂に挙がっていたが、ついにアバディーンに所属していた若きスコットランドU-21代表DFカルヴィン・ラムゼイのリバプール加入が正式に決定した。
非常に攻撃的な姿勢を持つ右サイドバックは、同じく攻撃的なサイドバックでもあるイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドのバックアップとしての稼働が見込まれている。そして、近い将来にはポジションを奪い去り、イングランド代表DFを中盤などでも起用できるようになると、リバプールの攻撃の幅が広がるかもしれない。
非凡なポテンシャルをスコティッシュ・プレミアシップで見せ付け、スコットランドFWA年間最優秀若手選手賞にも輝いた。1シーズンだけで名実ともにスコットランドの未来を担う若手に成長したカルヴィン・ラムゼイについて、チームを率いるユルゲン・クロップ監督はじっくりと育てる意向を示しつつも、その才能には感嘆の声を挙げている。
「カルヴィン・ラムゼイは、エキサイティングな若い選手のひとりだ。私たちはとても喜んでいるよ。」
「彼は多くの可能性を秘めている。現在まだ18歳だが、もうすぐ19歳になるし、この年代のディフェンダーとしてはすでにトップチームでの出場回数も何度もあるんだ。」
「運動量も多く、賢く、自信があり、技術的にも優れている。そして、常に重要なことだが、学ぶことに熱心だ。だから、気に入っている点が多くあるね。」
「欧州やU-21での経験は、彼の成長にとって本当に重要なことだ。」
「早めに契約できたのは、プレシーズンを一緒に過ごせるという意味で、彼にとっては素晴らしいこと。特に若い選手が加入する場合は、とっても助かるよ。」
「彼と我々は、お互いに忍耐強く付き合っていくことになる。若手の資質や才能を育て、活かすには理想的な環境であることは証明されていると思う。」
「だからこそ、私たちは彼と一緒に働き、成長していくのを見るのをとても楽しみにしているんだ。」
LFC公式サイト
まずはプレシーズンでチームの戦術に馴染み、チームメイトやスタッフにも馴染み、自分の能力を理解してもらうことが必須事項。まだまだトップチームでの経験は少なく、いますぐに活躍できる保証はないが、カップ戦を中心に出番をもらえるはずだ。
さらには、プレミアリーグの強度にも慣れなければならない。世界中からトップ選手が集う世界最高峰リーグだけに、その激しさやスピードを身を持って体感しなければ掴めない部分もある。一歩一歩を積み重ねていき、数年後には押しも押されぬサイドバックに成長していると…期待してやまない…