セネガル代表FWサディオ・マネがチームを去り、新たにウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを獲得したリバプール。エジプト代表FWモハメド・サラーも新契約に合意し、世界でも屈指のフロントファイブを揃えた。
コミュニティ・シールドでは、ウルグアイ代表ストライカーも見事な連携を見せ、公式戦で初ゴールを奪った。同点に追い付かれた後、相手のハンドボールを誘発し、勝ち越し点となるPKを獲得。新シーズンに向けて、最高の形でスタートを切った。
それでも、30歳の大台を超えたロベルト・フィルミーノとモハメド・サラーの後任探しは必須。中でも、元ブラジル代表FWは近年負傷も増えつつあり、契約も来年には切れるため、優先度は高いだろう。
南米スポーツメディア『Bolavip』によれば、さらなる前線強化に向けて、リバプールはサントスFWマルコス・レオナルドに関心を寄せている。5030万ポンド(約70億円)の契約解除条項があり、その移籍金さえ支払えば、所属クラブは売却にも前向きのようだ。
センターフォワードとして活躍する同選手は、通算102試合28ゴール6アシストの数字を残している。毎シーズンのように得点感覚を磨き、ゴール数を順調に増やし続けており、ヨーロッパの強豪クラブがこぞって獲得に興味を抱いている。
熾烈な争奪戦になることは間違いなく、交渉は簡単にはいかない。ヨーロッパで実績のない選手に、約70億円もの大金を費やすのはギャンブル感も否めず、ポテンシャルだけに出せる金額ではない。
加えて、今夏の移籍市場でダルウィン・ヌニェスに大金を投じ、来夏にはジュード・ベリンガム獲得に動いているとされ、ボルシア・ドルトムントから引き抜くためにも高額な移籍金が必要となる。よって、若きブラジルU-20代表ストライカーに本格的に動くとは思えない。
一時代を築いたフロントスリーの一角が去り、新時代に突入したリバプールのフォワード陣。フィルミーノとサラーには今後も活躍を期待する一方で、新たな風を吹き込む次世代ストライカーの加入にも注目していきたい…