フラムの運動量とスタジアムの雰囲気に圧倒されたプレミアリーグ開幕戦から、相手を圧倒するリバプールを見たい第2節。アンフィールドでのクリスタル・パレス戦は、試合序盤からホームチームが試合を支配する展開が続く。
しかし、一瞬の隙を突かれて失点。逆転を目指した後半には、新加入FWダルウィン・ヌニェスがまさかの一発退場。必要なマークでイライラした結果、相手DFに頭突きを見舞ってしまった。初めてのスタメンで、しかもアンフィールドデビューでの愚行に庇うことは難しい。
結果的には、ルイス・ディアスが何人も交わして、正確なミドルシュートを沈め、初戦に引き続き勝ち点を分け合った。ある意味で記憶に残るデビューを飾ったウルグアイ代表フォワードに対して、選手時代に退場経験を持つ元イングランド代表DFガリー・ネビルがカッとなってしまった瞬間の心情や、その後の落ち込みについて赤裸々に語っている。
「狂気の瞬間 だ。ヨアキム・アンデルセンはそう感じていることでしょう。」
「なぜそんなことをしたのかわからない。私も今までに2、3回、このようなことをした。なぜ反応するのかわからない。見当もつかない。正直なところ、”自分は何をしたんだろう…” と考えてしまう。エバートンではファンに向けてボールを蹴ったし、スティーブ・マクマナマンと対峙した試合でも同じようなことをした。赤い霧がかかっているようなものなんだ。」
「あのような退場者を出すと、世界で一番孤独な場所になる。道具係が一緒にいるかもしれないが、それはひどいものだ。ドレッシングルームにいても、チームメイトはピッチにいる。彼らを置き去りにしてしまい、とても嫌な気分になる。」
「退場した選手は、あまり多くを語らなくてもいい。彼はきっと、ドレッシングルームを回って謝ったことだろう。あのドレッシングルームにいる他の選手たちは、彼を持ち上げてくれるだろう。いいドレッシングルームだからね。」
Sky Sports
負けず嫌いは強みだが、すぐにカッとなるのは避けたい。今回の件から学び、精神的に正常を保つためのメンタリティを身につけ、さらにはマークを物ともしないほどのプレーぶりを披露してくれる…今後のダルウィン・ヌニェスの肉体的・精神的な成長に期待したい…