昨シーズンは限りなく4冠に迫ったリバプール。フィルジル・ファンダイクやアリソン・ベッカーら守備陣も目を見張るが、リバプールの強みと言えばフォワード陣。最強フロントスリーに加えて、ディオゴ・ジョッタやルイス・ディアス、南野拓実、ディボク・オリギら豪華な攻撃陣を揃えた。
しかし、フロントスリーの一角、セネガル代表FWサディオ・マネがバイエルンに移籍。バックアップを務めた南野拓実、ディボク・オリギも退団し、攻撃力の低下も懸念される。ダルウィン・ヌニェスを獲得したが、プレミアリーグでの得点力はまだ未知数で、プレシーズンに試しているハーヴェイ・エリオットとファビオ・カルヴァーリョの両ウイングは発展途上。
ニューカッスルやブラックバーンで得点を量産した元イングランド代表FWアラン・シアラーは、得点力の減退について完全否定し、その大きな要因としてエジプシャン・キングとの契約更新を挙げた。
「リバプールはサディオ・マネが去り、ベンフィカからダルウィン・ヌニェスが加入。フォワード陣が一新されたが、彼らの攻撃力が昨シーズンより落ちるとは思わない。」
「その大きな理由は、モハメド・サラーが新契約にサインしたからだ。これは彼らにとって非常に大きなことであり、彼の心にからも重荷が取り除かれることになる。」
「(モハメド・)サラーはプレミアリーグのディフェンスにとって恐ろしい存在だが、それでもシーズン終了時にはマンチェスター・シティが優位に立つと思う。」
BBC Sport
優勝予想としてマンチェスター・シティを挙げている点は気がかりだが、リバプールの持ち前の攻撃力に太鼓判を押してくれたことには誇らしさすら覚える。ウルグアイ代表FWも味方との連携が向上さえすれば、得点量産の期待を抱かせるプレーぶりを見せており、ゴール数 “低下” を免れそうだ。
さらには、若きアタッカー陣がそれなりのパフォーマンスを披露さえしてくれれば、枚数的にも十分に足りる。カタールW杯も控え異例となるシーズンだが、終盤までうまくローテーションを回すことで、昨季逃したチャンピオンズリーグとプレミアリーグ制覇をサポーターにプレゼントしてくれるはずだ…
そして、アラン・シアラーの予想を覆してもらいたい…