2021年1月にセルタ・デ・ビーゴからリバプールに加わった弱冠17歳DFステファン・バイチェティッチ。本職はセンターバックであるにも関わらず、プレシーズンでは守備的MFを務め、年齢に似合わない落ち着きとテクニック、パスを繰り出し続けた。
怪我人が多かったこともあり、開幕戦からベンチ入りを果たし、9得点で快勝したボーンマス戦でトップチーム “デビュー”。しかもアンフィールド “デビュー” であり、かつプレミアリーグ “デビュー” と、若きスペイン人ミッドフィルダーにとっては忘れらない日となった。
最高の1日を過ごした未来のスペイン代表MFは、その時の感情の昂りを明かし、得点を重ねるチームにも興奮していたと語っている。
「(ピッチに立つ前に)ボビー・クラークと “これは僕らの時間だ。途中出場するだろう。” と話していたら、そうなったんだ!幸せな日々だよ…彼とは2年前から一緒にプレーしていて、一緒にクラブに入ってきたから、僕の親友のひとりだし、僕もすごく嬉しいよ。」
「信じられないような展開だった。開始6分にはもう2-0になっていたと思う。ベンチで “アンビリーバブル!” と叫んだし、雰囲気も最高だった。初勝利が必要で、とても重要な試合だったことはみんな分かっていたし、これから先も期待できるね。」
「(ユルゲン・クロップ監督からは)”トレーニングのように、自信を持って、心配せずにプレーしてこい!” と声を掛けられた。」
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ボーンマス相手でも臆することなく、才能の一端を見せ付けた。負傷者が戻れば、ベンチ入りも難しそうではあるが、アカデミーでさらなる成長を遂げるはずだ。また、カップ戦では出場するチャンスもあるかも知れず、少しずつ経験を積んでいく。
17歳にして非凡なポテンシャルを披露し続けるステファン・バイチェティッチの成長には、ワクワクせずにはいられない…