サディオ・マネの代わりとして、ベンフィカからウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを獲得したリバプールは、他にもフラムからポルトガルU-21代表MFファビオ・カルヴァーリョやアバディーンからスコットランドU-21代表DFカルヴィン・ラムゼイを迎え入れた。
本来ならこの時点で補強は終了になっていたリバプールだが、ミッドフィルダー陣に負傷者が相次ぎ、この夏に移籍市場にふたたび参戦。締切間近ということもあり、主力MFを手放したくないクラブとの交渉は難航し、ユベントスで戦力外扱いの元ブラジル代表MFアルトゥールをレンタルで獲得に留まった。
コンラート・ライマー(RBライプツィヒ)やモイセス・カイセド(ブライトン)らへの関心を伝わる中、アルトゥール・ペトロシアン氏(ロシア人エディター)によれば、リバプールはポテンシャルの高い若きミッドフィルダー3名に獲得オファーを提示し、すべてが失敗に終わったと投稿している。
その3選手とは、オーレリアン・チュアメニ(当時ASモナコ)、ジュード・ベリンガム(ドルトムント)、フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード)。オファー金額はそれぞれ、6800万ポンド(約95億円)、8600万ポンド(約120億円)、8600万ポンド(約120億円))とのこと。
Apparently, Liverpool made three significant bids for midfielders this summer: Tchouameni (£68m), Bellingham (£86m) and Valverde (£86m) in chronological order.
— Artur Petrosyan (@arturpetrosyan) September 13, 2022
And all of them failed.
フランス代表の常連でもある若きMFオーレリアン・チュアメニへの関心が本物で、獲得レースにも参戦していたが、選手本人がレアル・マドリード移籍を強く希望していたことから、リバプールにチャンスはなかった。
ジュード・ベリンガムについては、ボルシア・ドルトムントに対して問い合わせをしたことは確かだが、今夏での移籍を完全拒否。オファーを提示するような段階でもなく、この投稿の信憑性には疑問を抱かざるを得ない。
さらに、フェデリコ・バルベルデにこの大金はあり得ない。関心を示していたとしても、明らかに評価額をオーバーしている額だけに、適正価格以上の金額を出すことがないリバプールがオファーを出したとは思えない。
総合的には “フェイクニュース” と言わざるを得ない。しかし、リバプールにとって中盤の若返りは急務であり、来夏でのジュード・ベリンガム争奪戦に参加することは確実。莫大な資金を必要とするため、レンタル移籍しか成立させられなかったという見方もできる。
とはいえ、イングランド代表MF以外にも最低でももうひとり獲得せねばならない。早ければ、この冬の移籍市場にも新たなミッドフィルダーをチームに迎え入れることはあり得るのだろうか…?