2018年から所属したリバプールを契約満了に伴い退団したベルギー代表FWディボク・オリギ。次なるチャレンジの場に選んだのは、昨季セリエAを制覇したACミラン。ズラタン・イブラヒモビッチやオリビエ・ジルーら大ベテランとの熾烈な競争を勝ち抜かなければならない。
評価を下すには時間が早すぎるが、新天地でレギュラーを掴み取れていない元リバプールFWは、4試合に出場しているが全てが途中出場。ピッチに立っていた時間もたった81分で、ステファノ・ピオリ監督からの信頼はまだ得られていない。
イタリアやセリエAに慣れるための時間を過ごしている段階だが、アルビゼ・カイナッツォ(イタリア人ジャーナリスト)には違う光景が見えているようだ。同ジャーナリストは、ベルギー代表FWを今季 “最悪の契約” と評し、今後も悪化する危険性があると独自の見解を述べている。
「今シーズンのセリエAで最悪の契約は誰だったかというと、間違いなくディボック・オリギだ。」
「このベルギー人はトップクラブで先発の座に就くことを望み、リバプールを去ったものの、ACミランでの時間は、今のところ惨憺たるもの。」
「イタリアでの最初の数ヶ月は、目を引くどころか、不運と怪我に悩まされている。まるで、契約満了までマージーサイドでの出場機会が制限された再現のようだ。」
「27歳ともなれば、どんな選手でも、特にストライカーはピークを迎えているはず。しかし、オリギはすでにキャリアにおいて下降線をたどっているように見える。」
「プレミアリーグでは107試合に出場し22ゴール10アシストと貢献した。イタリアではその数字がさらに悪くなり、センターフォワードというよりミッドフィルダーに近い数字になる危険性がある。」
Daily Mail
数ヶ月だけで評価するには危険性を孕む。半年後、1年後に活躍するケースも多く存在しており、個人的にはこのジャーナリストは感情的になり過ぎている印象を受ける。
しかし、リバプール時代もそうだったが、負傷癖はなくさなければならない。イングランドほどの強度はないイタリアでは怪我の頻度も減るとは思っているが、選手本人もコンディション調整には今まで以上に気を配らなければならない。
いずれにしても、批判的な視点で最悪な契約とも言われた人物の評価を覆し、最高の補強になれるか?全てはディボク・オリギの活躍にかかっている…