リバプール・アカデミーで育ち、トップチームではキャプテンとしてチャンピオンズリーグ制覇に導く。並外れた身体能力で、攻撃においても、守備においても高いレベルでこなし、強烈なミドルシュートはまさに代名詞。
イングランド代表でも常連で、フランク・ランパードとの共存は最後までチグハグだったが、世界を代表するミッドフィルダーとして君臨し続けた。現役を終えると、レンジャーズ(スコットランド)で無敗優勝を果たし、現在はアストン・ヴィラでプレミアリーグでの挑戦を続けている。
ワンクラブ・マンになりかけた同ミッドフィルダーだが、現役最後はアメリカで迎えた。2015年の夏にロサンゼルス・ギャラクシー移籍を果たすと、2017年1月までプレー。この移籍に貢献したと主張するのが、過去にリバプールでプレーし、28試合で7ゴールを奪った元アイルランド代表FWロビー・キーンだ。
「スティーブン・ジェラードを獲得できたのは、僕の影響が大きいんだ。」
「僕たちは仲良しで、彼が来てくれたおかげで、最後の1年を一緒に過ごせた。僕ら2人が一緒にプレーしていたことは、あまり知られていないんだ。」
「ロサンゼルスでは、僕が滞在していた最後の頃、サッカーが大きく発展していた。リバプールファンも多かったし、アーセナルのゴールのこともいつも思い出す。」
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リバプールでの選手生命は短かったが、ロサンゼルスでは170試合105ゴール41アシストと大活躍。トッテナム・ホットスパーでも通算122ゴールを奪った時代を彩ったストライカーは、そのゴールパフォーマンスでも有名だ。
リバプール・レジェンドの移籍に際して、どれほどの影響力を持っていたかはわからない。それでも、アメリカでは良好な関係値を築いていたようで…2020年までミドルズブラでアシスタントコーチを務めた元リバプールFWは、ピッチでの共演や戦いはあるのだろうか…?