豪華なゴールキーパー陣容を持つリバプール。ブラジル代表GKアリソン・ベッカーを筆頭に、アイルランド代表GKクィービーン・ケレハー、元ウェストハムGKアドリアンが控えを務めており、プレミアリーグでも屈指のGK陣を揃える。
しかし、そのひとりで第3GKとしてGKチームを支えるアドリアンが、今シーズン限りで契約満了を迎える。現時点で契約更新に関するニュースは流れておらず、退団が濃厚と見られる。つまりは、リバプールは新たにゴールキーパーを獲得する必要があり、後釜探しを続けている。
そんな中、リバプールがツヴァイテ・ブンデスリーガのザントハウゼンGKパトリック・ドレヴェスの代理人に接触を図ったと、独『BILD』が報じている。29歳のドイツ人ゴールキーパーもまた今季で契約が切れるため、フリートランスファーで獲得可能だ。
今シーズンは12試合でゴールマウスを守っているが、現在は筋繊維断裂により戦線離脱。復帰時期こそ未定だが、12試合のうち3試合で無失点試合を達成。ヴォルフスブルクの下部組織出身だが、トップチームでは出番が与えられずにローン暮らしを経験した苦労人でもある。
もしもリバプールに加入した場合には、出場機会はほとんどないだろう。それでも、プロ生活の難しさを知っているからこそ、第3GKとして振る舞う素養を兼ね備えているのかもしれない。
はたして、元ヴォルフスブルクGKはリバプールで新たな生活を歩み始める可能性はあるのか…?