アレクシス・マック・アリスターには、シーズン中からリバプールからの関心が伝えられており、プレミアリーグが終了するや否や、おおまかな個人合意に至る。代理人が渡英し、直接交渉することで詳細を詰めると、2028年までの契約に合意。ブライトンには契約解除金を支払い、カタールW杯優勝者をアンフィードに加えることに成功。
ミッドフィルダー陣の刷新に向けた中心選手としてリバプールに移籍することになったアルゼンチン代表MFは、7番~10番まで4つの背番号が空いている状態で、10番を背負うことを決意。正式発表で背番号もお披露目されたが、実は8番になる可能性もあったようだ。
「いや、そうでもないんだ。サッカーにおいて10番がいかに重要であるかは知っている。もちろん、このクラブにとって偉大な番号、スティーブン・ジェラードも付けた8番を着る可能性もあった。」
「でも、アルゼンチンやブライトン、U-23代表で何度も使っていたから、10番を選んだんだ。本当に好きな番号だし、だから選択したんだよ。」
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昨夏にセネガル代表FWサディオ・マネがチームを退団して以来、空いていた10番。サッカーでは歴史的にもエースが付ける番号として知られており、キャリアを通して慣れ親しんだ番号に落ち着いた格好。
イングランドのみならず、世界を見渡してもアウェイチームにとって勝つことが難しい “要塞” アンフィールドでプレーすることになったマック・アリスター。ブライトンの選手として2度プレーした経験を持っているが、ホームの選手として声援を受けることがいまから待ちきれない様子だ。
「アンフィールドでの思い出はとても良いものだけど、これからはもっと良くなることを願っている。」
「僕はボカ・ジュニアーズでプレーしていたけど、リバプールはファンが試合中ずっと応援してくれる、そんなチームだと感じているんだ。ファンの前でプレーして、自分たちの力を発揮するのがとても楽しみだよ。」
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ブライトンでは通算112試合に出場し、20ゴール9アシストを記録。今シーズンの6位フィニッシュに多大に貢献し、アルゼンチン代表でも16試合に出場している。昨冬のW杯でも存在感を見せ付けて、トロフィーを掲げた。
いまのリバプールにはいないタイプの選手であり、新たな時代に足を踏み入れたクラブを引っ張っていってくれると、プレッシャーをかけたいわけではないが、期待してしまう…