RBライプツィヒからリバプール加入が決定したハンガリー代表MFドミニク・ショボスライ。オーストリアからブンデスリーガにステップアップしてから2年で、世界最高峰のプレミアリーグに挑戦する権利を得て、順風満帆なキャリアを歩んでいる。
ハンガリー代表の10番は、攻撃的ミッドフィルダーながらもウイングでもプレー可能。ゴールにアシストと得点に絡むプレースタイルは高く評価されており、リバプールにとって願ってもない補強であることは間違いない。
RBザルツブルクやRBライプツィヒ時代に指揮官として、ショボスライを指導したジェシー・マーシュ元リーズ監督は、過去のインタビューで元イングランド代表MFデビッド・ベッカムと比較しながら、同選手の優れた能力を語っていた。
「私は彼を “現代版” デビッド・ベッカムと形容している。」
「ベッカムはボールを曲げる能力に長けていたし、必要なときには逆回転をかけることもできた。ショボスライもいろんな種類のボールを蹴れるし、パワーもあるんだ。」
初めてのプレミアリーグにも関わらず、活躍が期待されるハンガリー代表MF。同国代表の同僚で、普段はドゥナイスカー・ストレダ(スロバキア)でプレーする28歳MFジョルト・カルマールもリバプール移籍を称え、ハンガリーにとっても大きな出来事であると、その歓喜を表現している。
「素晴らしい歴史を持つクラブであり、ハンガリーのサッカー界にとって喜ばしいニュースだ。」
「リバプールのようなチームでプレーできることは、誰にとっても大きな誇りだ。彼には優れた資質があるから、先発メンバーに入るチャンスは大いにあると思うし、プレミアリーグでの挑戦にも準備できているよ。」
リバプールでは、ジョーダン・ヘンダーソンが担当しているポジションでのプレーが予想される。モハメド・サラーやトレント・アレクサンダー=アーノルドらとのコンビネーションで、右サイドからの崩しに期待がかかる。
ナビ・ケイタには成し遂げられなかったキャプテンからのポジションを奪い、レギュラーとして攻撃だけではなく、攻守の切り替えにおいても貢献が求められる中、元FCリーフェリングMFはアンフィールドで輝かしいキャリアを送ることができるだろうか…?