昨夏の移籍市場において、リバプールは大金を投じて、ベンフィカでゴールを量産していたウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを獲得した。セネガル代表FWサディオ・マネが抜けた直後で、その後継者として期待されたものの、インパクトを残しきれずにシーズンを終えた。
プレミアリーグでは二桁得点に届かず、ゴールキーパーとの1対1でも外すシーンが目立った。大きな期待に反して、ゴールを決めきれないストライカーには、誰もが好き勝手なことを発信できるソーシャルメディアでも批判が相次いだ。
元々はソーシャルメディアをよく見ていた24歳フォワードは、それによって気分が落ち込んでいた過去を吐露。いまでは、SNSをあまり見ないことで、根拠のない批判にもへこたれない耐性を身に付け、気持ちも落ち着いていると語った。
「何が起こっているかといえば、多くの人が選手たちの努力に気づいていないんだ。」
「画面の向こうにいて批判するのは簡単だよ。でも、いつも言っているように、以前はソーシャルメディアに依存していたし、いろんなものを見てきた。それで嫌な気分になったんだ。」
「今は、何が起きているのか分かる。僕が何も見ていないから、批判され続けるんだって。」
「僕はいつも通り、黙々と懸命に働いている。僕は物事をうまく進めている。彼らは僕について何を言おうが構わないし、僕の頭は晴れやかだよ。」
Sport890
スポーツ選手に限らず、人前でパフォーマンスを披露する職業の人々には、ソーシャルメディアでの批評は付きもの。全員が裏での努力や生活を考慮しているわけではなく、中には非常に悪質な投稿も存在する。
ピッチ上での声援もしくはブーイングだけではなく、現代はネット上での批判にも耐性を持たなければ活躍が難しい世界。何も知らない人々の声に左右されなくなったダルウィン・ヌニェスは、2シーズン目で真価を発揮してくれるだろう…