リバプールの優勝で幕を閉じたカラバオカップ決勝。怪我人が続出し、数多くのレギュラー格を起用できずに、途中交代にも若手を起用せざるを得ない状況において、チームとしての総合力を発揮し、今シーズン初のタイトルを手中に収めた。
ただし、この試合では主審を務めたクリス・カヴァナ氏は、チェルシーに有利な判定を繰り返した。同じようなファールをしても、リバプールにはイエローカードが提示される一方で、チェルシーにはお咎めなし。目に見えて不可解なレフリングが行われた。
特に議論を読んでいるのが、遠藤航がオフサイドポジションにいたことで取り消された先制点のシーンと、モイセス・カイセドのアクシデントだが危険な足首へのタックル。かつてプレミアリーグでも審判経験を持つキース・ハケット氏は、両方ともリバプールにとって不公平な判定であったと綴った。
「ウェンブリーでのフィルジル・ファンダイクの先制点を無効にした判定は、信じられないほど厳しかった。遠藤航はオフサイドの判定を受けるべきでなかった。」
「VARと審判の判断の不一致が改善されない限り、私たちはこのような問題を目の当たりにすることになる。これは毎週、国のあちこちで起きていることで、ホールディング行為が罰せられない。」
「遠藤航はグラウンドに立っていた。サッカー場では、スペースは誰のものでもない。彼はどこに立てばいいのだろうか?法律では、オフサイドポジションにいる選手がボールに向かってくる相手の動きを妨害した場合に反則が発生するとされているが、コルウィルがファンダイクに近づいていたとは思えないし、遠藤がファン・ダイクに接触したのと同じように、彼はリバプールのMFに突っ込んでいったように見えた。」
「しかし、リバプールの不公平感はそれだけにとどまらず、ファンダイクが得点した時点で、彼らは10人でプレーしていたはずだった。」
「前半のモイセス・カイセドのライアン・フラーフェンベルフへのファウルは無謀で、相手の身の安全を脅かした。土曜日、マンチェスター・ユナイテッドではハリー・マグワイアが退場を免れたが、ブライトンではビリー・ギルモアが退場となった。」
「決勝戦だから、いつでも11対11のままであってほしいが、退場は退場だ。チェルシーは一発退場を免れた。」
The Telegraph