アヤックス時代には10代ながらもチームの主軸に定着していた長身MFライアン・フラーフェンベルフだが、次なるステップアップには失敗。バイエルン・ミュンヘンでは出場機会に苦しみ、ベンチを温める日々が続いた。
プレー時間を求めた22歳のミッドフィルダーは、昨夏の移籍マーケットでリバプール移籍を決断。アンフィールドでは、今季38試合4ゴール2アシストを記録。絶対的なスタメンにはなれなかったが、イングランドでの経験を積めたシーズンになった。
来シーズンこそレギュラー争いに食い込むだけのパフォーマンスを披露したいオランダ人MFは、今シーズンを振り返り、出場時間を増やしたいという当初の目標をクリアしたと、リバプールでの初年度には満足していると語った。
「リバプールでのシーズンには満足しているんだ。もっと出場時間を増やしたかったし、それは成功した。」
「いい試合もしたし、そうでない試合もした。いや、全試合に出場したシーズンの後ほど疲れてはいないよ。全部をプレーしたわけではない。そのフレッシュさがアドバンテージになる?まぁ、そう言われれば準備はできているよ。とにかく、まずは最終選考に残りたいね。」
「トップクラブだ。ここで何年にもわたってプレーしたい。」
「そして、もうすぐオランダ人コーチ、アルネ・スロットが就任する。彼と話したことはない。アヤックスの選手だった時でさえね。でも、彼は攻撃的なサッカーを好む指導者だ。それは僕に合っているはずで、いずれわかるだろう。」
ユルゲン・クロップ政権下では、プレッシングのタイミングやイングランドならではの試合展開の速さに苦戦する場面も見られ、まだまだ改善の余地を残した。アルネ・スロット新監督のもとでは、さらなる向上が求められる。
はたして、オランダ代表MFは今後大活躍を見せ、リバプールでレジェンドになれるのだろうか…?