ユルゲン・クロップ監督の退任に伴い、重責のある後任として、来季からアンフィールドで指揮を執るのが、オランダ人監督のアルネ・スロット。フェイエノールトでは国内リーグを制覇し、今季はリーグ戦でもトロフィーを掲げた。
プレミアリーグでの指揮に心を踊らせ、リバプールでの挑戦に臨むオランダ人指揮官だが、以前からクロップ・サッカーに傾倒していた。元フェイエノールトMFコール・バセットは、所属していた頃からリバプールの動画を参考に利用していたと語った。
「彼(スロット)は僕に多くのことを教えてくれたし、サッカーをより深く理解させてくれた。」
「彼のチームがやってきたことを少しずつ見てきたし、トップレベルでプレーするために何が必要かもわかっている。面白いことに、彼はリバプールのクリップをいつも見せてくれたんだ。」
「リバプールは、僕らがトップレベルでプレーしたいなら、こうするべきだと、彼がよく強調していたチームだった。だから、彼にとっては特別なことなんだと思う。」
「リバプールのようなビッグクラブに移籍したことに驚きはなかった。」
「リバプールは彼のチームなのか、何も知らなかったけど、今振り返ると面白いね。」
「彼はモハメド・サラーやルイス・ディアスがディフェンスに疾走するクリップを見せ、”トップクラブに行きたいなら、こうしなければならない。” というようなことを言うんだ。」
「トッププレーヤーではないウィンガーがいなかったわけではない。今プレミアリーグで活躍しているリース・ネルソンやルイス・シニステラがいたけれど、彼は “このレベルでプレーしたいなら、彼らのプレーをよく見なさい。” と口にしていた。」
「たぶん、リバプールは彼が憧れていたチームのひとつだったんだろうけど、あんなにたくさんのクリップを見せてくれたのに、あそこに行くことになったのはかなり面白いね。」
「去年、彼はスパーズに行くと思っていたよ。」
「でも、彼が少し待って、移籍先がさらに大きなクラブになったのは嬉しいよ。クロップの後に就任するのは大変だけど、彼がどうするのか気になるね。きっとうまくやると思う。でも、どうなるかは見てみないとね。」
Mirror Sport