フローニンゲンやセルティック、サウサンプトンを経て、2018年の冬にリバプールに加入したオランダ代表DFフィルジル・ファンダイク。すぐさまディフェンスリーダーを任されると、見事に最終ラインを統率すると、弱みを強みに変えてみせた。
個人能力も飛び抜けており、高さや速さ、テクニック、パスとあらゆる面で相手アタッカーを凌駕しており、昨シーズンには悩まされてきた負傷の影響を克服し、全盛期のようなパフォーマンスを取り戻し、プレミアリーグ3位に大きく貢献した。
リバプールとの契約は2025年6月までと残り1年。オランダ代表では、EURO2024でイングランド代表に敗れ、準決勝敗退が決定。クラブでは契約延長に向けて交渉が行われ、代表においては次のワールドカップを目指すかどうか、その去就に注目が集まる33歳のセンターバックが口を開いた。
「今はまだ何も考えていない。クラブレベルで、そして国際的な選手として、自分が何をしたいのか、この夏にじっくり考えるつもりだ。それからまた頑張るけど、まずはここから立ち直ることが大事だ。」
「いろいろなことが起こったこのようなシーズンが過ぎ、もう終わりだということがわかるから、最後は感情的になるんだ。」
「特に後半は、自分たちの流れになるような気がしていた。でも、（オリー・）ワトキンスは少しスペースを与えられすぎたのか、うまくフィニッシュした。」
「試合終了間際にこのゴールを許し、手ぶらになってしまったのはとても痛い。試合終了間際に失点して、手も足も出ないというのは本当につらい。そうだね…残念だ。」
リバプールは2025年以降もアンフィールドに残留することを希望しており、ベテランディフェンダーに対して、新たな契約を提示する予定。来年には34歳になり、同選手の身の振り方には熱い眼差しが向けられている。
一方で、キャリアも終盤になり、代表の試合は負担になりかねない。多くの選手が30歳を目安に、代表から引退する選手もおり、クラブに集中している。
現時点ではEURO2024での敗退にショックを受けるファンダイクだが、どのような決断を下すのだろうか…？