卓越したボール扱いに加えて、予想困難なドリブル突破で、リバプールの左サイドに君臨するコロンビア代表FWルイス・ディアス。仲間を活かすようなプレーにも優れ、昨シーズンは51試合で13ゴール5アシストと見事な結果を残した。
母国のフル代表の一員として臨んだコパ・アメリカでは、大会を通じて2得点を挙げ、決勝に勝ち進んだ。惜しくも優勝を逃したが充実した夏を過ごした27歳のウィンガーは、アルネ・スロット監督のもとでもスタメンに抜擢され、プレミアリーグ開幕2試合で先発出場を果たした。
ブレントフォード戦では1ゴール1アシストと大活躍したが、この試合を振り返ったイングランドの名将ハリー・レドナップ氏は同選手のパフォーマンスを絶賛するも、ゴール前でのクオリティーをもっと高めるべきだとも語った。
「ルイス・ディアスは絶好調のとき、見ていてワクワクする。リバプールのサッカーの多くは本当に素晴らしかった。そして、この選手はその中心にいた。」
「彼はボールの捉えどころがないが、ひとつ不満があるとすれば、彼の才能を考えれば、もっと得点を挙げるべきだろう。アルネ・スロットにとっては最高のスタートとなった。」
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決定機を逃すことも多い左ウィンガーだけに、シーズンを通して20ゴールを安定的に挙げられるようになれば、本当に止められない選手になり得る。今季はオランダ代表FWコーディ・ガクポが左ウイングに固定される可能性が高く、どちらもカットインから得点を狙うウィンガー同士が熾烈なレギュラー争いを繰り広げる。
はたして、27歳のアタッカーはそのポジションを守り、昨シーズンの15ゴールを超える点数を決められるだろうか…?